anttiorbの映画、映像の世界

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ナインスゲート


稀覯本の発掘職人のディーン・コルソ(デップ)は今日もまた遺族からの依頼を受けていた。 亡くなった主人の遺産の一つの古い蔵書の鑑定を依頼された。
その人は生前貴重な本ばかりを集めていて、全部で60万ドルは下らないものだった。 そんな中コルソはある男からの依頼を受けた。 その男とは悪魔の研究家としても名高い収集家ボリス・バルカン(フランク・ランジェラ)で、世界に3冊しか現存しない祈祷書『影の王国への九つの扉』について、3冊のうち本物はどれなのかの調査だった。
その1冊を渡されたコルソにじわじわと変な奴らが付きまとって来る。 アンドリューというアメリカ人の未亡人・リアナ・テルファー(レナ・オリン)が近付いてきた。
彼女もこの本を狙っているようで、美貌の夫人だが殺されそうになった。 
また黒人金髪の男がボディーガード(トニーアモニ)としてついており絶えず尾行されている。
この本の秘密を知るためにスペインに飛んだコルソは、この本を売った双子?のセニサ兄弟(ホセ・ルイス・ロペロ)という老書店主から、本の秘密の鍵を握るのが悪魔ルシファーの署名入りの挿絵の版画だと教えられた。 残り2冊の本の持ち主のポルトガルのシントラに住むファルガス(ジャック・テイラー)、パリのケスラー男爵夫人(バーバラ・ジェフォード)を調べるが二人は相次いで殺される。
そしてとうとうコルソの持っている本も狙われる。 そこに登場した謎の美女(エマニュエル・セニエ)が現れる。 
彼女は拳法の達人でコルソを助けるが、神出鬼没、不思議な行動を取る。 (どうやら人間ではないらしいが、コルソは気がつかない)この3冊の本の真贋は分かるのか? バルカンはこの本で何をしようとしているのか? またリアナの目的は?・・・

悪魔の本の謎を解くため、高額な依頼を受けたデップ演じるコルソは決して強くなく、デップらしい役ですね。 その分セニエがとても強いんですよ。
彼女は飛ぶんですね。 そのシーンがはっきりと映っているのに、デップは何も感じていないところが変なシーンですね。 
ちょっと奇想天外なストーリーで日本人にはなじまないかもしれませんが、そこをデップの飄々とした演技がカバーしています。
謎の女としてのセニエの正体はラストでわかることになっていますが、ちょっとピンとこなかったのは、自分の鑑賞不足かもしれません。 まあ常人でない事は途中でわかるのですが、もっと怖い存在がわかるとインパクトがあったのでは?
多くのデップ作品ではちょっと地味な作品ですね。

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依頼を受けるコルソ


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謎の女

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彼女が近づいてくる

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そして怪しげな儀式

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彼はその中に

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