anttiorbの映画、映像の世界

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ニック・オブ・タイム

1995年作品、ジョン・バダム監督、ジョニー・デップ主演。

LA、正午。 妻を亡くした税理士のジーン・ワトソン(ジョニー・デップ)は、幼い一人娘リン(コートニー・チェイス)を連れ、新天地にやって来た。
同じとき、不審な男女が駅で必死に人間を物色していた。 始めに目をつけたカップルは、アメリカ人ではなかったことから対象から除外した。 そして目に入ったのがワトソンだった。
駅に降り立った彼らは、警察と名乗り近づいてきた男・スミス(クリストファー・ウォーケン)とパートナーの女・ジョーンズ(ローマ・マーフィア)にいきなり拉致される。
そして二人が言うには、「午後1時30分までにある人物を殺せ。 失敗すれば娘の命はない」 と脅迫されるのだった。
拳銃と標的の写真を渡されたワトソンは、指定されたホテルに着くが、標的はなんと女性州知事のグラント(マーシャ・メイソン)だった。 彼女は再選を目指して遊説中で、このホテルで演説会が予定されていた。
ワトソンはなんとかこの事実を誰かに知らせようと試みるが、スミスとその仲間たちの監視の目が光っていて不可能だった。 厳重な警備の中、銃を持っているにも関わらず、ワトソンはあっさり会場に通された。 警備主任もスミスとグルだったのだ。
それでもワトソンは知事直属の女性スタッフ、クリスタ(グロリア・ルーベン)に事情を打ち明け、選挙参謀を務める知事の夫ブレンダン(ピーター・ストラウス)、そして後援者らしい謎の男(G・D・スプラドリン)に会う。
だが、そこへ突如、スミスが現れ、クリスタを射殺した。 なんと、妻の政策方針を快く思わないブレンダンも一味に加担していたのだ。 八方塞がりとなったワトソンは、ホテルの靴磨き職人ヒューイ(チャールズ・S・ダットン)の協力を得て、敵の監視をくぐり抜け、知事に直接会って状況を話すことにするのだが…

監督はジョン・バダム、「ウォー・ゲーム」 http://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/760742.html は何度見た事か、大好きな作品で、続編がなかなか見れませんね。 どこかで放送してくれないかなあ。 そして「ショート・サーキット」 http://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/10804332.html も1作目は名作でしたね。
そんな子供やロボットを真ん中にしたファンタジーではなく今作は、サスペンススミステリーですね。
主演はジョニー・デップ、このころのデップはメキメキと主演をこなし始め、駆け上がって行くときですね。 今作はシングルファーザーで事件に巻き込まれる一般人の役ですね。
そしてその彼を操ろうとする謎の男スミスに、クリストファー・ウォーケン、彼は最近こそ渋い脇役が嵌って来てますが、この作品では不気味な監視役兼脅し役でした。
物語は知事暗殺の陰謀の実行犯にしたてあげられる、人質を取られる男の奮闘を描いた作品ですね。 しかし殺し屋でもないワトソンがどうして選ばれたのか? もちろん周りには、用意周到にお膳立てがされているんですが、それでもしっかり仕留められる保証はないんですが。
よくよく考えてみると、ワトソンは捨て駒という事が見えてくるんですね。
多少じれったい展開なのが玉にきずですが、本当の黒幕が誰なのか、そして解決したのかがちょっと謎を残す感じでした。

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妻と死別したワトソン

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しかし娘といきなり拉致され

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銃と写真を渡される

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そして目的はなんと知事の暗殺

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知事の側近に話をするが

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