anttiorbの映画、映像の世界

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クリムゾン・タイド

 
ハーバード大学出のエリートとして、ハンター少佐(ワシントン)は、原子力潜水艦アラバマの副長に任ぜられた。 艦長は現場たたき上げのラムジー大佐(ハックマン)。 
長い経験を持つラムジーは良く言えば親分肌で職人肌、悪く言えば独裁的で、唯我独尊。 対するハンターは冷静に現状を分析し、理論派。 ただ合衆国に対する忠誠心はどちらも強い。
時節はロシアの動きが不穏だった。 過激な国粋的反乱分子が台頭し、政府軍と敵対し始めた。 大陸弾道ミサイル基地を占拠し、核戦争も辞さず、ターゲットはアメリカと日本と世界を威圧し始めている。 アラバマはその為出撃したのだった。
限られた深海という空間で大きな使命をおびているので、みんなナーバスとなっているが、そこで調理場で火災が起きる。 直ちに消化に飛んでいくハンター副長。 鎮火した途端にラムジー艦長は発射訓練を行う。 混乱期こそ発射訓練を行うことによって、いかなる時も対処できると言うラムジーに対して、まずは火災の鎮火を最優先にするべきと言うハンター。
火災では一人の犠牲者が出た。 ラムジーはハンターを呼び自室で話をする。みんなの前では副長はたとえ意見に違いがあっても命令に服従しろと言う。 意見が違う発言することは認めるが、それは二人の時で行うべきと言い、ハンターも納得するのだが… 
そこに敵艦がソナーに映った。 魚雷が発射され間一髪交わしたその瞬間に核ミサイル発射の命令がペンタゴンから通信が入る。 ただその後の通信が、2発目の魚雷の影響で通信システムが途絶え、途中で切れてしまった。 最初の命令通りミサイル発射を行おうとするラムジー。 通信回復を待ち確認するべきと進言するハンター。 二人の考えが真っ向別れてしまった。 果たしてミサイルは発射されるのか? 核戦争は起こってしまうのか?・・・・
 
日本のへたれ外交、防衛を思うと、こういう映画を見ると良くも悪くもアメリカって責任感を持っている感がありますね。 ただハンターのセリフで、核兵器の使用はただ戦争のため、という感じの発言があり、彼のキャラは核を使うのは最終局面まで絶対使わないという強い意志がありました。
起これば世界は終わるという核戦争って、日本人が知らないだけで結構ぎりぎりの局面ってあるんでしょうね。 
キューバ危機が良く言われますが、水面下ではいろいろあり、核保有国もどんどん増えているこの世界は、現実でも益々混沌として行くのでしょうか? 映画としてはハックマンとワシントンどちらもgoodでした。
 
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アラバマの副長になったハンター
 
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艦長のラムジー大佐
 
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考え方の違う二人
 
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そこで起こる事件
 
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さらに核発射の指令が・・
 
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