anttiorbの映画、映像の世界

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新・猿の惑星


1973年のある日。 アメリカのカリフォルニア海岸から一キロ離れた海上に、国籍不明の宇宙ロケットが落ちた。 そのカプセルは、急報を受けたアメリカの陸・海軍の手で収容されたが、中から現れたのは、三人の猿人コーネリアスロディ・マクドウォール)、ジーラ(キム・ハンター)の夫のマイロ(サル・ミネオ)だった。
彼等は軍基地に収容されたが、その後すぐに、ロサンゼルス動物園の付属病院に入れられた。
西暦3955年に起きたミュータント人類と猿類との戦争の結果、地球は消滅した。 コーネリアスジーラは、その直前に知人のマイロと共に宇宙船を使用し地球消滅から脱出したが、地球爆破時の影響によって時空に変化が生じ、たどり着いたのは現代(1973年)の地球だった。
そこで調査に当たったのが動物心理学者ディクソン博士(ブラッドフォード・ディルマン)と女医ステファニー(ナタリー・トランディ)だった。 始めは用心のため、口を利くことをしなかった3人だったが、「動物」 としての扱いに耐えかねたジーラが言葉を発してしまう。 マイロは 「人間が自分たちを警戒する」 として対策を考えるが、隣の檻にいたゴリラに襲われ死んでしまう。
ジーラたちは自分たちが、最終爆弾で滅亡する未来の地球からタイム・トラベルで逃れてきたことをふたりに語った。 やがて、大統領(W・ウィンダム)の命令で、猿人の査間委員会が開かれ、彼等の重大な発言が、委員たちを混乱させ、言語をしゃべることが、彼等に衝撃を与えた。
そして、猿人夫婦はアメリカ市民の友好的歓迎を受け、人間社会の文化を楽しんでいくのだった。 しかし、大統領の科学顧問であるハスレイン博士(エリック・ブリーデン)は、ジーラに催眠療法をほどこし、彼女が未来社会で人間を虐待していた事実を知った。
そして、コーネリアスの過失で基地の人間が殺されたのをきっかけに、猿人の抹殺を大統領に訴えるのだった・・・

第1作以外では最も評価の高いのがこの第3作といわれていますね。
監督はドン・テイラー、「オーメン2/ダミアン」 https://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/14312209.html 「ファイナル・カウントダウン」 https://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/13512442.html を見ています。
物語は一転して舞台が地球になります。 どうして現在の地球に来てしまったのか? それは、核爆発の影響なのか? 本当のところはわかりませんが、よりによって昔の地球に来てしまったんですね。 自分たちが人間にしたことの経験を生かし、人間の世界で粗相なく生きていこうとする二人でしたが、そうはうまく行きませんでした。
それは、自分たちが猿の社会で人間にしたいろんな仕打ち、そして彼らを生かすことが、もしかしたらいずれ地球は彼らに支配されてしまうという、疑心暗記に繋がっていくんですね。
二人が死ねば、人間の社会はずっと続く、しかし運命は変えることが難しいんですね。

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やはり隔離された3人

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いろんな試験をされ、とうとう言葉を話してしまうジー

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そして発言を求められる

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しかし命を狙われ子供と隠れるジー

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駆けつけるディクソンとステファニー

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