1997年作品、ミヒャエル・ハネケ監督、スザンヌ・ロタール ウルリッヒ・ミューエ アルノ・フリッシュ フランク・ギーリング出演。
ある夏の午後、ショーバー一家は休暇を過ごすためにレンジローバーでクラシック音楽のクイズをしながら別荘に向かっていた。 途中、隣人のベーリンガーと挨拶をかわす。 そこには白いシャツと半ズボン、白い手袋を身に着けた2人組の見知らぬ男たち(フランク・ギーリング、スザンヌ・ロタール)がいた。
別荘につくと妻アンナは夕食の支度に取りかかり、夫ゲオルク(ウルリッヒ・ミューエ)と息子ジョージは明日のセーリングの準備をはじめる。 そこに、ベーリンガーの所にいた2人組の男のうちの1人(アルノ・フリッシュ)が、卵がなくなったので譲ってほしいとアンナに話しかけてきた。
アンナはそれを受け入れて卵を渡すが、男は2度も落として割ってしまう。 そして3度目の訪問時、態度を見かねたゲオルクに平手打ちを食わされた途端に男の態度は豹変し、近くにあったゴルフクラブでゲオルクの脚を殴り付け、身動きが取れなくなった彼を人質に取って一家を軟禁する。 2人は悪びれた態度を微塵も見せず、怯える一家に親しげに話しかけ、くつろぐように家を占領し続けた。
監督はミヒャエル・ハネケ、「ハッピーエンド」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/15454238 他数作記事があります。
スザンヌ・ロタールは、「アンナ・カレーニナ」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/14290481 に出演でした。
ウルリッヒ・ミューエは、記事はありませんでしたが、見てみたい作品があるのでいつかは。
ハネケ監督といえば、心にグサグサ刺さる作品という印象です。 ある作品は劇場で見ましたが、しばらく席を立てないくらいでした。
今作は配信で見ましたが、これは劇場で見たら怒りに震えそうですね。
この二人の凶悪な殺人鬼、しかし二人にとってはゲームなんですね。 それもただただ冷静にゲームを楽しんでいる、しかしこの作品は監督自身がゲームをしている、そんな表現があったのが気になりますね。