2022年作品、ゼロ・チョウ監督、ユー・ペイチェン リエン・ユーハン シュー・リーウェン シュー・タオ ジュアン・ユエ出演。
1953 年、 自由を口にするものは政治犯としてすぐに捕まる時代。 政治的弾圧が続く中、罪を課せられた者は思想改造および教育・更生のため緑島に収監されていた。 連行された者たちは、名前ではなく番号に置き換えられ、囚人として「新生訓導處」に監禁、重労働を課せられる日々を余儀なくされた。
純粋な心を持つ、絵を描くことが好きな高校生・余杏惠:ユー・シンホェイ(ユー・ペイチェン) 。 ひとりの子どもが生まれて間もなく投獄された正義感の強い、看護師・嚴水霞:イェン・シュェイシア(シュー・リーウェン)。 妹を拷問から守るため自首して囚人となった陳萍:チェン・ピン(リエン・ユーハン)。 次々と迫る不条理に対しても思考は止めず台湾語、北京語、日本語などあらゆる言語を駆使しながら一日一日を生き延びようと過ごす人々。 時の為政者は何をしてきたのか。 考えることは罪なのか。 これまで閉ざされていた歴史に、また一つ光が射す。
監督はゼロ・チョウ、初めての監督でした。
出演者も初めてでした。
台湾位おける軍事独裁政権化の“白色テロ“の時代、この時代を描いた作品は多くありますね。記事では「返校」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/2024/04/08/180000 という映画と、その前日譚のドラマ作品 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/2024/04/11/220000 ですし、「悲情城市」 はDVDも持っていますが、なかなか見るには気合をいれないと思っています。
今作は、共産党との戦いに負けた国民党が台湾にわたり、共産主義に怯えた、そういう思想を根絶するために、少しでも思想的に怪しい人間を緑島に閉じ込め過酷な労働をさせながら、思想を正していく、時には拷問も、そして殺してしまうこともあるようです。
ただ、国に服従すれば帰れるし、耐えていけば行って帰還では出られるかもしれないということのようですが、理不尽なことも多く、もちろんれないなどをしたら徹底的に、拷問を受けます。 蒋介石の政権下で、息子の蒋経国がこの島の管理を任されています。
今でこそ民主化になっている台湾ですが、共産国家の中国と、同じような暗黒時代はあったようですね。 同じ漢民族、やることは一緒?