anttiorbの映画、映像の世界

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父として

2023年作品、ルチーナ・フィッシャー監督。

父として、仲間として、そして男としての思いを巡らせる本作では、トランスジェンダーの子を持つ5人の父親が、ゲイであることを理由に大学生の息子マシュー・シェパードを殺害されたデニス・シェパードと共に、オクラホマの片田舎に釣り旅行に出かける。 川に釣り糸を投じながら、父親たちは、人種も地理も世代も超えて心を通じ合わせ、誰もが抱える子供たちへの無条件の愛を語り合う。

監督はルチーナ・フィッシャー、初めての監督です。

トランスジェンダー作品のドキュメンタリーです。 でも今作は当人ではなく、そういう子供を持った五人の父親が、釣り旅行で共に過ごすというセッティングなんです。
もちろん初めてではなく、だんだんと五人の間には絆のようなものができ、初めに子供から生の話を聞いた衝撃、そして戸惑い、中にはそのために子供を失ってしまった父もいるんです。
家族の受け止め方、難しいところでしょう。 でもなんとか理解していきたいという苦悩も描かれています。