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彼方に

2023年作品、ミサン・ハリマン監督、デヴィッド・オイェロウォ ジェシカ・プラマー アメリー・ドクボ出演。

ロンドンで企業重役をしているダヨ(デヴィッド・オイェロウォ)は幼い娘のローラ(アメリー・ドクボ)と妻のアマンダ(アメリー・ドクボ)に会う。 彼が電話をするためにわずかに2人から離れた瞬間、連続刺殺犯人が現れて娘が殺される。 ダヨはなんとか犯人を制圧するが、錯乱した妻は飛び降りて死亡する。

それからしばらくした後、ダヨはタクシー運転手となり、友人やソーシャルワーカーとの連絡を拒絶する。 彼は仕事の合間に家族の写真にむかって「ハッピー・バースデー」を歌うなどして悲観に暮れつつ、様々な客を乗せてストイックに運転手を続ける。彼は空港から喧嘩の絶えない夫婦とその娘を迎えに行く。 手荷物を運ぶために車から降りた彼は娘からハグされる。 それに反応したダヨは縁石の上で泣き崩れる。

監督はミサン・ハリマン、初めての監督です。
デヴィッド・オイェロウォは、「カオス・ウォーキング」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/2021/11/24/060000 に出演でした。

18分間の短編ですが、凝縮したドラマでしたね。 いきなり妻と最愛の娘を失ってしまったダヨ、あまりの仕打ちに彼の人生は狂ってしまいます。
タクシー運転手となった彼は、いろんな人間を観察するようになっていきます。
まだ、働いていることが立派だと思いますが、彼の心に空いた穴の大きさが最後吹き出るような、そんなラストですが、でもなんか吹っ切れたような最後の表情が印象的でした。