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ホールドオーバーズ 置いてけぼりのホリディ

2023年作品、アレクサンダー・ペイン監督、ポール・ジアマッティ ダヴァイン・ジョイ・ランドルフ ドミニク・セッサ テイト・ドノヴァン キャリー・プレストン ジリアン・ヴィグマン出演。

1970年冬、ボストン近郊。 全寮制の名門バートン校の生徒や教師たちは、誰もが家族の待つ家に帰り、クリスマスと新年を過ごす。 しかし、留まらざるを得ない者もいた。 生真面目で融通が利かず、生徒からも教師仲間からも嫌われている古代史の教師ハナム(ポール・ジアマッティ)。 勉強はできるが反抗的で家族に難ありの生徒アンガス(ドミニク・セッサ)。ベトナム戦争でひとり息子カーティスを失ったばかりの料理長メアリー(ダヴァイン・ジョイ・ランドルフ)。

雪に閉ざされた学校で、反発し合いながらも、孤独な彼らの魂は寄り添い合ってゆく。

監督はアレクサンダー・ペイン、「ダウンサイズ」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/15420408 を記事にしています。
ポール・ジアマッティは、「ガンパウダー・ミルクシェイク」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/2022/03/26/060000 に出演でした。
ダヴァイン・ジョイ・ランドルフは、「ラスティン:ワシントンの「あの日」を作った男」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/2024/01/18/060000 に出演でした。
ドミニク・セッサは、映画初出演でしょうか?

半世紀以上前の物語ですが、名門校のクリスマス前に、大概は帰省する学生たち。 クリスマスと新年は家族と迎えるのが普通なんですが、いろんな事情で学校の寮に残らなくてはならなくなった生徒たち。 そんな彼らの世話を、独身で嫌われている教師のハナムが、彼らと付き合うことに。 そして食堂を管理しているカーティスも、息子を戦争で失い、残ることになりました。


そんな3人のお話、意外にこれは面白かったですね。 時代背景はベトナム戦争時であり、月面着陸にも触れていて時代も感じさせてくれます。
反発し合うハナムとアンガス、そしてカーティスもそんな二人に対して等距離を置いています。
ただ、ラストにアンガスを庇うハナムの姿は感動でしたし、彼自身も何かが変わっていくことなんでしょう。