2024年作品、柴山智隆監督、小野賢章 富田美憂 浅沼晋太郎 山根綺 塩田朋子 斎藤志郎 田中美央 ゆきのさつき 佐々木省三 日髙のり子 三上哲 京田尚子声の出演。
高校 1 年生の柊(小野賢章)は、“みんなに嫌われたくない”という想いから、気づけば“頼まれごとを断れない”性格に。 毎日“誰かのために”を一生懸命やってみているのに、親友と呼べる友だちがいない。 季節外れの雪が降ったある夏のこと。 いつも通り頼まれごとを頑張ってみたものの、やっぱり“何か”が上手くいかない。 「なんだかな」と家に帰る途中、泊まるあてがないというツムギ(富田美憂)を助けるが、その夜、事件が起きる。 とあることで父親(田中美央)と口論になりそうになるも、“本当の気持ち”を隠してしまった柊。 言葉にできない何かを抱えながら、部屋で居眠りをしてしまう。 ふと寒さで目が覚めると、部屋が凍りついていて。 柊はお面をつけた謎の化け物に襲われるが、異変に気付き助けに来たツムギとふたりで、部屋を飛び出す。 一息ついた先でふとツムギの方を見ると、彼女の頭には“ツノ”が。 ツムギは自分が“鬼”で、物心つく前に別れた母親を探しにきたという。 そして、柊から出ている“雪”のようなものは、本当の気持ちを隠す人間から出る“小鬼”で、小鬼が多く出る人間はいずれ鬼になるのだと。 柊はツムギの「お母さん探しを手伝って欲しい」という頼みを断り切れず、一緒に旅に出ることに。 しかし、時を同じくして、ツムギの故郷・鬼が暮らす“隠の郷”でも事件が起きていて。
監督は柴山智隆、「泣きたい私は猫をかぶる」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/2020/06/28/060000 で共同監督をしていました。
柊役を小野賢章、「駒田蒸留所へようこそ」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/2023/11/15/060000 に出演でした。
ツムギ役を富田美憂、「メイドインアビス」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/2020/11/01/220000 のリコ役をしていました。
“鬼の里“というのは、ある意味桃太郎の世界でしたね。 簡単にいうと鬼ヶ島ですが、面白いのは人間もだんだん鬼になっていく、後天的な鬼もいるのかもしれない、そういう設定が面白かったです。
主人公の柊、典型的なちょっと内向的で、人の目を気にする、人に悪く思われたくない少年、そして内面に大きなモヤモヤした部分を持っているようですね。 病むほどではありませんが、放っておくと良くない方向に行きそうでしたが、ツムギ殿でアイアが彼を変えてくれた、ある意味幸運な少年でしたね。
途中で出会ういろんな人たちが、心地よかったですね。