anttiorbの映画、映像の世界

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泣きたい私は猫をかぶる

2020年作品、佐藤順一 柴山智隆監督、志田未来 花江夏樹 寿美菜子 小野賢章声の出演。


笹木美代(志田未来)は、いつも明るく陽気な中学二年生の女の子。 空気を読まない言動で周囲を驚かせ、クラスメイトからは「ムゲ(無限大謎人間)」というあだ名で呼ばれている。 しかし本当は周りに気を使い、「無限大謎人間」とは裏腹に自分の感情を抑えて日々を過ごしていた。
そんなムゲは、熱烈な想いを寄せるクラスメイトの日之出賢人(花江夏樹)へ毎日果敢にアタックを続けるが全く相手にされない。 めげずにアピールし続ける彼女には誰にも言えないとっておきの秘密があった・・・。
実はムゲは、ある夏祭りの夜お面屋にいた猫の店主(山寺宏一)から、「かぶると猫へと姿を変えることができる」という不思議なお面をもらって以来、猫・太郎として日之出の家に通っていたのだ。
普段はクールに振舞う日之出だが、太郎にだけは素直な気持ちを打ち明けることができ、いつしか太郎は日之出の支えになっていた。
≪人間≫のときには距離を取られてしまうが、≪猫≫のときには近づけるふたりの関係。ムゲもまた、猫でいれば周囲との関係に悩むことない自由さを知り、次第に心地よさを覚えていく。
猫として長く過ごすほど、いつしか猫と自分の境界があいまいになるムゲ。
ある日、再び現れた猫店主から、猫の“お面”とムゲの“顔”を交換し、≪人間≫を捨て≪猫≫として生きるよう迫られる・・・


これは劇場公開予定でしたが、コロナの影響でNetflixでの配信となりました。
監督は佐藤順一と柴山智隆、佐藤監督は今年公開予定の作品がありますが。 柴山監督は初ですね。
ムゲ役は志田未来、アニメ作品としては「映画クレヨンしんちゃん 襲来!! 宇宙人シリリ」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/14877955 で本人役をしていました。
日之出役は花江夏樹、見た作品はありませんでした。


物語は、日之出賢人が好きでたまらないムゲこと笹木美代のお話です。 彼女はどんなに煙たがられても、賢人に絡んでいきます。 しかし彼は全く彼女に反応しません。 しかし彼女がめげないのはある秘密があるからでした。
祭りの時に、お面屋で手に入れた不思議なお面、これを付けると猫になれるという不思議なお面でした。 実はムゲが化けた猫は、賢人が飼っていた“太郎”という猫にそっくりだったんですね。 だから雌なのに、太郎と彼は呼んでいました。 しかし、そのお面を被ることで、彼女の気持ちがだんだんと偏って行きます。


今作は、やはり劇場公開をする予定だただけあって、なかなかの秀作です。 たまたま見つけましたが、新型コロナがなければ逆に見つけられなかったかもしれません。 設定も面白く、ラストもしっかりと感動させてくれます。
好きな人と両想いになるのは、猫と人間とどちらがいいのか? 両面考えさせられるお話でした。


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ムゲは賢人が大好きなのだが

 

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彼女の家は父が再婚した

 

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賢人のところにくる猫

 

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メスだが太郎と呼んでいる

 

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ムゲは祭りの時にお面を買う

 

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それは猫に化けれるお面だった

 

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