anttiorbの映画、映像の世界

不定期で、旅ブログも立ち上げます!

無垢なる証人

2019年作品、イ・ハン監督、チョン・ウソン キム・ヒャンギ イ・ギュヒョン チャン・ヨンナム ヨム・ヘラン パク・クニョン出演。

長い間、信念を貫いてきたものの、現実と妥協して俗物になることを決めた民主弁護士会出身の弁護士スノ(チョン・ウソン)。 自身の出世がかかった殺人事件の弁護士に指定されると容疑者の無罪を立証するため、唯一の目撃者である自閉症の少女ジウ(キム・ヒャンギ)を証人として立たせようとする。 自身だけの世界に入り込み、意思疎通が難しいジウ。 スノは事件当日に目撃したことを聞くためにジウのもとを訪れるが、まともにあいさつもできない。

だが、あの日のことを聞き出すためにジウと心を通わせていく努力をするスノ。 少しずつジウへの理解を示していくが、2人は法廷で弁護士と証人として向き合うことになり…

監督はイ・ハン、「マイ・スイート・ハニー」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/2024/05/09/060000 が公開中ですね。
スノ役でチョン・ウソン、「藁にもすがる獣たち」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/2021/03/26/060000 に出演でした。
ジウ役がキム・ヒャンギ、「神と共に 第二章:因と縁」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/2023/12/18/180000 に出演でした。

これは劇場で見逃した作品でした。 唯一の証人が自閉症の少女ということで、大手の弁護士事務所に入ったスノが、この事件での被疑者の無罪を勝ち取るために、この少女を証人に立たせ、逆に信憑性を疑わせるという手段に出ます。
しかし主人公のスノは、元々は人権弁護士、弱いもの、正しいものに誠実な人間なんですね。 最後の法廷のシーンはかっこいいし、まあこれで弁護士人生は終わってしまうんでしょうけど、彼らしく生きるにはいいことだったと思います。 さらに言えば、ジウ役のキム・ヒャンギが上手かったですね。
やっぱり秀作でした。