2007年作品、ジェラール・クラヴジック監督、サミー・ナセリ フレデリック・ディファンタール ベルナール・ファルシー エマ・シェーベルイ エドゥアルド・モントート ジャン=クリストフ・ブヴェ ジャン=リュック・クシャール フランソワ・ダミアン ジブリル・シセ パトリック・ポワーヴル・ダルヴォール出演。
タクシー・ドライバーのダニエル(サミー・ナセリ)と、マルセイユ警察のエミリアン(フレデリック・ディファンタール)は相変わらずの日々を過ごしていた。 ただ一つ変わったことは、前作ではまだお腹にいたそれぞれの子供が成長したこと。 父親になった二人は以前よりも深い友情関係で結ばれていた。
エミリアンの間抜けぶりも変わることはなく、武装強盗53件・殺人への関与122件の凶悪グループのボス アルヴェール・ヴァンデンボッシュ(ジャン=リュック・クシャール)を、護送中にみすみす逃がしてしまう。 ジベール署長にクビを言い渡されたエミリアンは汚名返上を賭け、ダニエルの力を借りてアルヴェール一味を追跡する。
舞台をマルセイユからモナコに移し、アルヴェール達が狙うはフランス警察でも手の出せないベルギー王立銀行の貸金庫室。 秘密捜査で犯人グループにまんまと潜入、狙う貸金庫から重要書類:手帳を入手することに成功したペトラに思わぬハプニングに巻き込まれる。 さらに一味の潜伏先への侵入を試みるも、エミリアンは捕まってしまう。アルヴェール一味に立ちはだかるのは意外な人物だった。
今回のゲスト・敵キャラはジャン=リュック・クシャール、「変態村」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/2022/02/21/180000 に出演でした。
今作ではエミリアンの妻・リリーは出演は無しでした。 その代わりというか、それぞれの息子たちが出演、さらにはサッカー選手のジブリル・シセがカメオ出演。
冒頭、爆走するダニエルの運転で、誰もが嘔吐するんですが、前作のスタローン、そして今回のシセはそうならない、頑強な男たちということなんですね。
そして今作はクシャールの独壇場でしたね。 いいキャラで、彼が姿を現すまでの、宇宙服のような姿がなかなか面白かったです。