anttiorbの映画、映像の世界

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佇むモンスター

2023年作品、北田直俊監督、柳内佑介 AIRI 山野はるみ 剛州 児島功一 ひがしゆうき 生井みづき出演。

たった一人でモンスター映画を制作している男・賢治(柳内佑介)は、ある日、町を彷徨っていた9歳の少女・樹梨杏(AIRI)と出会う。 やがて二人は親しくなるが、どうやら少女は学校にも通っていないらしい事実をつかむ。 さらに、極度の精神疾患を患った母親(山野はるみ)から虐待を受けていることも判明。 賢治は、思い悩んだ末に監視用の犬型のおもちゃを少女に手渡し、母親から虐げられたときは録画スイッチ を入れて撮影するように言い聞かせる。 後日、樹梨杏から受け取った犬のおもちゃには、目を覆うほどの衝撃的な映像が残されていた。

監督は北田直俊、初めての監督でした。
主役の賢治役は柳内佑介、初めてでしょうか?

北田監督作品を初めて見ましたが、現実にあった事件をベースにした作品ということですね。 だからリアリティがあり、内容的にはエグい物でした。 ただ、その分現実感があり、それぞれの役者さんたちも味がありましたね。


内容としては、あのコンビニでのちょっとした正義感というか、虫のいどころが悪かったのか、樹梨杏ちゃんの父親の爆発から、全てが狂ってしまいましたね。 ただ、本性を現したのかもしれず、いずれこの家庭は崩壊したのかもしれませんが、父親の行動は、上記を逸した恐ろしいもので、やりきれませんね。
子供はそれでも母親に寄り添っていくんですね。 なんとも切なく悲しい結末でした。