anttiorbの映画、映像の世界

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カポネ大いに泣く

1985年作品、鈴木清順監督、萩原健一 田中裕子 柄本明 チャック・ウィルソン出演。

昭和初期、芸者の小染(田中裕子)は、旅回りの役者の順之助(萩原健一)、のちの桃中軒海右衛門と出会い、深い仲になる。 小染は、昔、旦那の目を盗んで浮気をしたことがバレ、背中に蛸の刺青を彫られてしまった。 順之助は浪花節語りの桃中軒雲右衛門に憧れ、一座を逃げ出したのだ。

小染の旦那が監獄から出ることになり、一方、一座も順之助を連れ戻しに来たので、二人はサンフランシスコに逃げた。 浪花節で日本人移民を慰問するという気宇壮大な出発だったが、口入れ屋にだまされ、有り金は底をつき、小染のアクセサリーも賭博で取られ、小染は女郎に、海右衛門は乞食になる。

そんな時、二人は大西鉄五郎<通称ガン鉄>(沢田研二)と出会う。 ガン鉄は横浜ハウスに巣喰う快男児で、街頭で狼花節をうなる海右衛門を見かねて、高級ナイトクラブに連れていさ、浪花節は通用しないと、新しいショーを見せた。 そこで踊っていたダンサーのリリアン(ローリー・ベリス)が和服の海右衛門をサムライ!と一目惚れしてしまう。

その頃のサンフランシスコは中国人、日本人など様々な人種が入り乱れる欲望の街で、シカゴのギャング、カポネ(チャック・ウィルソン)も西部進出を狙い、弟のフランク・カポネ(ランディ・レイス)を派遣して来た。

一連の沢田研二祭りの放送の1作ですね。
監督は鈴木清順、出演作としては「ヒポクラテスたち」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/12463678 ですが、監督作品は記事はありませんでした。
主演は萩原健一、「いつかギラギラする日」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/15698438 を記事にしています。
田中裕子はまだまだ現役ですね。「おらおらでひとりいぐも」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/2020/11/14/060000 で主演をしていました。


物語は小染と順之助の出会いから。 背中に見事な刺青がある小染、そして浪花節語りに憧れている順之助は、海右衛門と名乗っていくことに。 しかし逃げるようにアメリカに渡った二人は、一気に一文なしになり、出会ったガン鉄と横浜ハウスに転がり込みます。


まあ、今作は豪華キャストのドタバタ劇という感じですね。 鈴木清順作品ってこうなんですかね? いろんな役に当時人気があり話題になりそうな感じの人の起用をしていますが、お話としてはちょっとどうかなぁ。

 

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