2018年作品、川上信也監督、須藤蓮 永瀬未留 黒沢あすか 荒谷清水出演。
日本最高峰の東京美術大学の受験に挑む稲葉(須藤蓮)は浪人5年目。 今年で最後の挑戦と決めている。 試験は2日間で描き上げる人物着彩。 試験開始の直前に平然と現れる独特な風貌の初音(永瀬未留)。 しかし試験がはじまると初音はとてつもない画力で他者を圧倒する。 稲葉も初音の絵を意識するあまり自分の絵を描くペースを見失ってしまい、1日目の試験が終了してしまう。
怒りに震える稲葉、ゆらりと歩く初音に声をかけ初音の画力の秘密を聞き出す。 初音の個性的な絵を描くスタイルは路上で似顔絵を描いてきた中で培ってきたものだった。
監督は川上信也、まだ長編作はないようです。
主演は須藤蓮、「よこがお」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/2019/07/31/060000 に出演でした。
初音役は永瀬未留、「由宇子の天秤」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/2021/11/27/060000 に出演でした。
今作は面白いですね。芸術系の一流大学は、ただし勉強系のテストが良くても、実技というか、美術的な才能が重要ということは、私もそれを目指している先輩がいましたので、多少は知っています。 ましては例えば芸大に現役で受かるなんて余程の存在でしょうね。
主人公は“ゴローさん“と呼ばれることから五浪していますが、そこに現れた天才少女。でも彼女は筋金入りで、どうやって鍛えたのかを体験することに。 でもこれで彼自身何かが吹っ切れたことが表情でわかるんですね。 興味深い作品でした。