2023年作品、宮崎駿監督、山時聡真 菅田将暉 柴咲コウ あいみょん 木村佳乃 竹下景子 風吹ジュン 阿川佐和子 大竹しのぶ ヒコロヒー 滝沢カレン カンヤダ 小林薫 國村隼 火野正平 木村拓哉声の出演。
太平洋戦争中、牧眞人は実母・久子を失う。 軍需工場の経営者である父親の正一は久子の妹、ナツコと再婚し、眞人は母方の実家へ工場とともに疎開する。 疎開先の屋敷には覗き屋のアオサギが住む塔がある洋館が建っていた。 不思議に思った眞人は埋め立てられた入り口から入ろうとするが、屋敷に仕えるばあやたちに止められる。
その晩、眞人はナツコから塔は、頭は良かったが本の読みすぎで頭がおかしくなったといわれている大叔父様によって建てられ、その後大叔父様は塔の中で忽然と姿を消したこと、近くの川の増水時に塔の地下に巨大な迷路があることからナツコの父親(眞人の祖父)によって入り口が埋め立てられたことを告げられる。
監督は宮崎駿、「風立ちぬ」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/9894645 以来10年ぶりの監督作ですね。
一切予告編なしで、ポスターには青鷺だけが描かれ、シークレットな作品でした。
冒頭の部分の上記のあらすじも、まだネタバレにはならないと思います。
公開からしっかりと集客があり、さすが宮崎駿ですね。 そして作品もいい頃の宮崎駿という感じで、私は久しぶりに、本当に何十年ぶりかで監督らしい作品が見れたと思います。
私は「もののけ姫」、「千と千尋の神隠し」https://anttiorb.hatenablog.com/entry/15439891 のあたりが一番好きで、それこそ初期に子供と一緒に見た、「風の谷ナウシカ」「天空の城ラピュタ」「となりのトトロ」もいいんですが、まだそれは監督としての初期作品という感じで、さらに「崖の上のポニョ」「ハウルの動く城」は下り坂という感じだったと思います。
復活と言っていいのか、集大成と言っていいのか、これはいい作品で、面白かったです。