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今夜、世界からこの恋が消えても

2022年作品、三木孝浩監督、道枝駿佑 福本莉子 古川琴音 前田航基 西垣匠 松本穂香 野間口徹 野波麻帆 水野真紀 萩原聖人出演。

クラスメイトに流され、同級生の日野真織(福本莉子)に嘘の告白をした高校生の神谷透(道枝駿佑)。 嘘の告白にもかかわらず、彼女は互いに本気で好きにならないことを条件に告白を受け入れ、2人は付き合うことになる。 やがて、彼女は透に自身が一日しか記憶がもたない難病、前向性健忘を患っていることを打ち明ける。 出来事を日記に記録し、読み返すことで記憶をつなぎ止める真織のために、透は一日限りの恋を積み重ねていく。

監督は三木孝浩、「夏への扉 ―キミのいる未来へ―」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/2021/07/07/060000 もいい作品でした。
透役は道枝駿佑、なにわ男子の20歳のメンバー、映画初主演でドラマでも主役を射止め今売り出し中のメンバーですね。
真織役で福本莉子、「20歳のソウル」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/2022/05/31/060000 でもヒロイン役でしたが、彼女は今一番旬な若手女優さんですね。 演技もどんどん良くなっていますし、今作でも素晴らしかった。
そして古川琴音、「偶然と想像」の中の一編“魔法(よりもっと不確か)“ https://anttiorb.hatenablog.com/entry/2021/12/29/060000 で主演をしていました。 今作では彼女なくてはなりませんでしたね。

こんな悲しく切ないお話があるんでしょうか? そんな作品でしたが、それでいて、いろんな愛に満ち溢れているお話でしたね。 道枝君の役柄が、切ないんですが、世の中にこんな優しい男がいるのか? と羨むほどの人間でしたし、この真織の周りの人間が、みんな彼女のために精一杯尽くしきっている。 一番きついのはもちろん真織ですが、それを共有している両親と泉、本当はその三人だけの秘密でしたが、そこに入っていき、真織のために一生懸命共に歩んでいこうという透の姿が神々しかったですね。


途中で展開に気がついてしまい、結末をどう付けるのか? ちょっとハラハラして見ていましたが、これ以上ない終わり方だったかもしれませんね。