2020年作品、キティ・グリーン監督、ジュリア・ガーナー マシュー・マクファディン マケンジー・リー クリスティン・フロセス ジョニー・オルシーニ ノア・ロビンズ出演。
名門大学を卒業したばかりのジェーン(ジュリア・ガーナー)は、映画プロデューサーという夢を抱いて激しい競争を勝ち抜き、有名エンターテインメント企業に就職した。業界の大物である会長のもと、ジュニア・アシスタントとして働き始めたが、そこは華やかさとは無縁の殺風景なオフィス。 早朝から深夜まで平凡な事務作業に追われる毎日。 常態化しているハラスメントの積み重ね……。 しかし、彼女は自分が即座に交換可能な下働きでしかないということも、将来大きなチャンスを掴むためには、会社にしがみついてキャリアを積むしかないこともわかっている。 ある日、会長の許されない行為を知ったジェーンは、この問題に立ち上がることを決意するが……。
監督はキティ・グリーン、みたい過去作が1作があります。
ジェーン役はジュリア・ガーナー、「シン・シティ 復讐の女神」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/12599715 に出演していました。
今作は町山氏も取り上げている作品でしたんで、川越スカラ座にかかったので見てきました。 独特なタッチの作品で、ある女性の仕事ぶりの1日を追いかけている、ドキュメンタリータッチのドラマでした。
ただここで描かれている映画業界で起こっている事象は、多くが事実だとされ、女性蔑視、セクハラ、パワハラ、あらゆるやりたい放題のことが行われている業界の恥部が暴露されていると言われています。 劇中彼女が、隣のビルにある告発を聞く部署の男に訴えにいきますが、それは形だけのセクションで、彼女が出て行った直後にもう彼女の行動が全て筒抜けになっています。
多少の救いは、同僚や、一部の女性社員は彼女のことを見守っていることですね。 こういう業界、企業が作った作品が本当に心を打つ作品ができるのか? 疑問を感じてしまう作品でした。