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JUNG_E ジョンイ

2023年作品、ヨン・サンホ監督、カン・スヨン キム・ヒョンジュ リュ・キョンス出演。

近未来の地球は急激な気候変動により人類は宇宙へと移住した。 そして、地球と月の軌道面の間に80個のシェルターを作った。 だが突如アドリアン王国と名乗るシェルターが地球やほかのシェルターを攻撃し始める。
何十年も続いた連合軍とアドリアンの戦争を止めるべくクロノイド研究所は植物状態となった伝説の傭兵ジョンイ(キム・ヒョンジュ)の脳のデータを複製して最強の戦闘AIを大量生産する実験を行っていた。 研究所のチーム長ソヒョン(カン・スヨン)はジョンイの娘だった。
ソヒョンは幼いころ肺がんを患っておりその手術費のために母親のジョンイは傭兵となったのだった。 しかし戦いで植物状態となったジョンイは脳のデータが企業に売られてしまい研究所では実験台となっていた。
実験に失敗してはジョンイの脳を廃棄するという中、ある日今まで見られなかった脳波が表れる。 しかし内戦が終結してジョンイの戦闘AIのプロジェクトが終わることになるのだった。

監督はヨン・サンホ、「新感染半島 ファイナル・ステージ」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/2021/01/07/060000 を記事にしていますが、ゾンビ作品、ホラー、アクション、SF、今大注目の監督で、もう一作日本公開間近です。
ソヒョン役はカン・スヨン、記事は無いようですが、いずれは出演作を見るでしょう。昨年の5月にお亡くなりになり、これが遺作となっています。
ジョンイ役はキム・ヒョンジュNetflixドラマの「地獄が読んでいる」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/2021/12/28/220000 に出演していました。
リュ・キョンスは、上記ドラマに出演、そして「ベイビー・ブローカー」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/2022/06/27/060000 に出演でした。

近未来のSF作品ですが、宇宙に進出した人類は、内戦のような状態になってしまいます。 それを終わらせるために、最強の戦闘AIを作るという研究が行われ、そのモデルとなっているのがジョンイなんですね。 彼女の複製から戦士を作るのが娘というのが、そもそも辛い設定ですね。
この監督の作品はCGの映像も綺麗ですが、SFであってもゾンビであっても、しっかりと本筋のドラマがしっかりしていますね。 今作も痛いほど感情が伝わってきます。