anttiorbの映画、映像の世界

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レジェンド&バタフライ

2023年作品、大友啓史監督、木村拓哉 綾瀬はるか 宮沢氷魚 市川染五郎 和田正人 高橋努 斎藤工 北大路欣也 本田博太郎 音尾琢真 レイニ 伊藤英明 中谷美紀 浜田学 本田大輔 森田想 見上愛 増田修一朗 尾美としのり 池内万作 橋本じゅん出演。

政略結婚によって結ばれたのは、格好ばかりの織田信長木村拓哉)と信長暗殺を目論む濃姫綾瀬はるか)。 全く気が合わない水と油の関係の二人は、新婚初夜からさっそく大騒動。

ある日、濃姫の祖国で内乱が起こり父・斎藤道三北大路欣也)が亡くなってしまう。帰る国が無くなったことで自身の存在意義を失い自害しようとする濃姫に、生きる意味と場所を与えたのは、他でもない信長だった。 そんな信長も大軍に攻められ窮地に立たされた時、濃姫にだけは弱音を吐く。 自暴自棄になる信長を濃姫は激励し奮い立たせ、二人は桶狭間の激戦を奇跡的に勝ち抜くことに。 これをきっかけに芽生えた絆はさらに強くなり、「どこまでも上へ」と天下統一が二人の夢となる。

しかし、戦さに次ぐ戦さの中で、信長は非情な"魔王"へと変貌してゆく。 本当の信長を知る濃姫は、引き止めようと心を砕くが、運命は容赦無く<本能寺>へと向かっていく。  <魔王>と恐れられた信長と、<蝶>のように自由を求めた濃姫。 激動の30年を共に駆け抜けた二人が見ていた、"本当の夢"とは?

監督は大友啓史、「るろうに剣心 最終章 The Beginning」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/2021/06/13/060000 に出演でした。
主演は木村拓哉、「マスカレード・ナイト」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/2021/09/27/060000 以来の主演作ですね。
濃姫役は綾瀬はるか、「はい、泳げません」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/2022/06/14/060000 を記事にしています。

東映の70周年記念作品ということで、豪華なキャスト、そして巨額を投入した渾身作でしたね。
キムタクと綾瀬はるかという黄金コンビとでもいうような、ドラマでは鉄板の2人です。
そして信長をキムタクが演じるということで、早くから話題になっていますが、綾瀬はるかの役は、謎の多い正室濃姫なんですね。 濃姫が歴史に登場するのは美濃の斎藤道三の娘として、織田家に嫁ぐときから斎藤道三が亡くなるくらいまでであり、その後はほとんど史実に出てこない、謎多き存在であり、過去に濃姫を描いた作品もありますが、ほとんどは創作だと思われます。
数人いた信長の子供達も、側室が生んでおり、いつまで生きていたか? 最後はどうなったか? 特に性格や、生きていた痕跡さえもよくわからないことから、逆に自由に描ける存在かもしれませんね。


帰蝶と呼ばれていたという説があることからこの題名になっていて、劇中“濃“と信長が言うことはほとんどなく、名前さえも本当はわからないという濃姫、ただ自由度が聞き、信長にラブストーリーをつけたのは新しい基軸かもしれませんね。
エンディング前の夢のシーンはちょっと儚さがありました。