1967年作品、ジャン=リュック・ゴダール監督、アンヌ・ヴィアゼムスキー ジャン=ピエール・レオ ジュリエット・ベルト フランシス・ジャンソン ミシェル・セメニアコ レクス・デ・ブロイン出演。
1967年夏、パリ。ソルボンヌ大学の哲学科の女子大生ヴェロニク(アンヌ・ヴィアゼムスキー)、俳優のギョーム(ジャン=ピエール・レオ)、経済研究所の研究員アンリ(ミシェル・セメニアコ)、画家のキリロフ(レックス・ド・ブリュイン)、農村出身で元売春婦イヴォンヌ(ジュリエット・ベルト)の5人が、合宿を開始した。 連日のティーチ・イン、マルクス・レーニン主義の学習をつづけ、北京放送を聴くに従い、メンバーは毛沢東主義者となる。
合宿所での報告会で、ヴェロニクはある文化人の暗殺を提案した。 暗殺に反対したアンリは「修正主義者」と批判され、除名された。 実行者として自ら立ったキリロフは、神とマルクス主義の間でさいなまれ、自殺した。ヴェロニク、ギョーム、イヴォンヌの3人になっていた。
ヴェロニクは、郊外電車で偶然に出逢った、ソルボンヌ大学の哲学科のフランシス・ジャンソン(本人)と議論を戦わせる。 暗殺は実行され、夏のヴァカンスは終わり、集団は解散した。
監督はジャン=リュック・ゴダール、遺作となった「イメージの本」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/15942817 ほか、記事にしたいます。
ヴェロニク役はアンヌ・ヴィゼムスキー、「バルタザールどこへ行く」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/15460508 に出演していました。
ギョーム役はジャン=ピエール・レオ、「ル・アーヴルの靴みがき」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/7939536 に出演していました。
難解なゴダール作品、ちょっとこれはなかなか難易度が高かったですね。 中共は49年に政権を取り、この時代は毛沢東の文化大革命の時、そういう時代的な背景を踏まえると多少は理解できるのかもしれません。
ただ、時代は変わっても、今の習近平体制は、形は違えど、独裁国家に逆戻りしている感がありますね。 どこかの国の監督が、習近平の映画を作ってくる時代が来るんでしょうか?