2018年作品、アンダース・ウォルター監督、マディソン・ウルフ ゾーイ・サルダナ イモージェン・プーツ ジェニファー・イーリー出演。
ウサミミと眼鏡がトレードマークのティーンエイジャーのバーバラ・ソーソン(マディソン・ウルフ)の心は『ダンジョンズ&ドラゴンズ』やハリー・コヴェルスキーに触発された独自の空想世界を構築しており、しばしばその中に入り浸っていた。 彼女は巨人が他の世界からやってきて自分の住む町を破壊すると盲信しており、襲来に備えて武器や罠の準備をしていた。
そんなある日、バーバラはイギリスから引っ越してきたばかりのソフィア(シドニー・ウェイド)と出会った。 ソフィアはバーバラと親しくなろうとしたが、バーバラの方はソフィアを警戒していた。 空想に没入するバーバラは学校で変人扱いを受けていたが、彼女はそれを意に介することなく、来たるべき巨人との戦いに注力していた。
ある日、バーバラはスクールカウンセラーのモル(ゾーイ・サルダナ)に呼び出されたが、カウンセリングの途中で席を立った。 カウンセリングを受ける暇があったら、巨人との戦いに備えたいという考えに基づくものであった。
その後、仲良くなり始めたソフィアにバーバラは巨人襲来について話し、そのための備えをカバンから取り出して見せた。 自ら「コヴェルスキー」と命名したそのハンマーは、巨人との戦いの際の要になると考え、いつも持ち歩いているのだという。 当然、ソフィアは巨人襲来説を眉唾なものだと思った。
監督はアンダース・ウォルター、これが長編デビュー作となる様です。
主演はマディソン・ウルフ、「死霊館 エンフィールド事件」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/14284874 に出演していました。
ソフィア役はシドニー・ウェイド、今作で初めての女優さんでした。
モル役はゾーイ・サルダナは、「夜に生きる」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/14939431 に出演していました。
ファンタジーの様な少女のある思いが詰まった作品でした。似た様な作品で、「怪物はささやく」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/14974470 がありましたね。
今作も、バーバラはある思いから、自分がやってはいけないこと、行ってはいけない空間、そして彼女の使命は巨人から人間を救うことを一身に思い準備をしてきました。 もちろん周りからは一切信じてもらえないということで、彼女が絶えず孤独であり、誰にも心を開きません。それは兄弟にも。
しかしそんな時1人の転校生が現れます。 彼女には警戒しながらも、友達になれそうな感じになっていきます。 ファンタジーでもあり、やはり成長譚になっている作品ですね。