2021年作品、ジア・リン監督・主演、チャン・シャオフェイ シエン・トン チェン・フー Yuan Du出演。
明るく元気な高校生ジア・シャオリン(ジア・リン)と優しい母リ・ホワンイン(チャン・シャオフェイ)は大の仲良し。 ジアの大学合格祝賀会を終え、二人乗りした自転車で家に帰る途中、交通事故に巻き込まれてしまう。
病院で意識のない母を見てジアは泣き続け、そして気がつくと、20年前の1981年にタイムスリップしていた。 独身の若かりし母と“再会”したジアは、最愛の母に苦労ばかりかけてきたことを心から悔やみ、今こそ親孝行するチャンスだと奮起。 なんとしてもテレビを買って、バレーボール大会で優勝し、富豪の男性と結婚させる。
過去を変え、自分が生まれなくなっても構わない。 母の夢を叶え、幸せな人生を築いてもらうことが、娘としてできる「贈り物」なのだ。 だが、やがてジアは“ある真実”に気づく。
監督、脚本、主演はジア・リン、他の出演者もこの作品でほぼ初めて見る顔ぶれでした。
中国作品のコメディ映画はあまり見る機会がありませんね。 ちょっと昔の匂いのする笑い作りで、少し若い人には突いていけない感じかもしれませんが、コント番組が好きな人には逆にほっこりする笑いかもしれませんね。
基本コメディであり、タイムスリップもの、ということで、どこで帰れるのか? というのが視点に見ていきます。
なぜ過去に戻ったのか? それは主人公が昔に戻ってなんとか母親のためになりたいという思いなんでしょうけど、そのドタバタ劇かと思いきや!
これはみなさんが思う通り、後半、それもラストの15分で涙が止まりません。 母の愛というものというのはここまでスゴいのか? そんな強烈に心に響く感動と、悲しみを感じる作品でしたね。