1991年作品、塚本晋也監督、沢田研二 竹中直人 上野めぐみ 工藤正貴出演。
新進気鋭の学者として、考古学界で注目されていた稗田礼二郎(沢田研二)だったが、ある学説を唱えてからは異端児扱いされ、存在はほとんど忘れられていた。 そんな彼に、義兄で中学校教師の八部高史(竹中直人)から一通の手紙が届く。 古代人が悪霊を鎮めるために造った古墳を発見したという内容だった。 自分の学説が証明されるきっかけを感じた稗田は八部家を訪ねる。
しかし八部は、生徒である月島令子(上野めぐみ)と共に、謎の失踪事件を起こしていた。 稗田と八部の息子まさお(工藤正貴)は妖怪退治の武器を手に暗い校内を探索する。血の海の中の首なし死体、美しい歌声、首だけの多足生物…。 夏の一夜、消えた少女を探して、恐ろしくも哀しい冒険が始まる。
監督は塚本晋也、「斬、」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/15809994 が近作ですね。
主演は沢田研二、「キネマの神様」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/2021/08/10/060000 で主演を買って出てくれました。
工藤正貴は、「ぼくらの七日間戦争」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/2020/01/26/180000 に出演していました。
上野めぐみは深山凛表記もありますが、映画はこの作品ともうひとつに出演して、20年前に引退された様です。
今作は私が好きな諸星大二郎のヒットシリーズ、「稗田礼二郎シリーズ」妖怪ハンターの方が通りがいいですね。 実写化は難しい作品だと思いましたが、塚本監督が、他の要素も入れて独特な世界感を表現しています。 実はこの一連の諸星作品は、実写化をするのは大変難しいと思います。
「栞と紙魚子シリーズ」も実写ドラマになりましたが、コミックスの世界観をなかなか出せずにいましたからね。 でもおそらくですが、しっかりとコストをかければ、今だったら、結構な実写化はできると思いますね。
Netflixで世界観を完璧に映像化してくれませんかね?