anttiorbの映画、映像の世界

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恋人よ、われに帰れ Lovers Comeback to Me

1983年作品、大林宣彦演出、沢田研二 大竹しのぶ 泉谷しげる 風吹ジュン 財津一郎出演。

原爆投下から58日目、日系アメリカ兵のケン・オータ(沢田研二)は姉・ナオミ(小川真由美)の消息を探しに広島に入り、爆心のバラック街で右腕にケロイドを負ったヒバクシャの女性、ケイ子(大竹しのぶ)と出会う。
「あんたたちがピカを落としてこうしたんよね」と焼けただれた腕をケンに突き出す。ケイ子は原爆で両親を失い、原爆症で寝たきりの弟と暮らしていた。 ケンはケイ子と弟に東京の大きな病院に診てもらうことを勧める。
ケンは日系人収容所に収容され、二つの祖国に揺れながら裏切り者の汚名を返上するために出兵志願したアメリカ兵だった。 そしてもう一人、ナオミ・オータを探すアメリカ兵ジョン・ローチ(トロイ・ドナヒュー)がいた。休暇中の一週間、ひたすらに広島の焼け野原を歩き回って…。
東京・新橋の闇市。 ケンは姉ナオミに瓜二つの女性と出会う。 闇市を取り仕切る尾田組の女組長・ユキ子(小川真由美)だった。 ケンの上官として闇市で再会したジョンはユキ子を見て目を疑う。 かつての恋人・ナオミの美しい横顔とそっくりだったからだ。
ジョンとナオミは戦争が始まる前のロサンゼルスでモダンダンスのパートナーとして出会い、結婚を誓い合っていたがその約束は戦争によって引き裂かれてしまったのだ。


ドラマ作品ですが、大林作品となっています。映画祭で、劇場公開もされたようですね。
演出が大林宣彦、「海辺の映画館―キネマの玉手箱」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/2020/11/03/060000 が遺作となっていますね。
主演は日系のケン・オータとして沢田研二。新作公開に先駆けて今見ています。
そして大竹しのぶ、「影踏み」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/2019/12/04/060000 に出演していました。


物語は終戦となり、米軍の占領下の広島に来た日系人のケンが姉を探すというお話です。 そんな時盗みを働いた女性・ケイ子と出逢います。 彼女は被爆者で、原爆で両親を亡くしていました。 弟も被爆して寝たきりになっているということで、東京に出ることを勧めます。 しかし姉は死んでしまったのではという噂がある中、瓜二つの女性と東京で出会うケンでした。


今でこそこういうドラマはあまり見ていませんが、これが放送されたのが1983年の9月23日ということですね。 どうしてこの日だったのかはフジテレビの意向かもしれませんが、キャストも豪華で、原爆に対するなんらかのメッセージが刻み込めたかったんでしょうかね?


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