2021年作品、水島精二総監督、綿田慎也監督、福原遥 美山加恋 富田望生 前田佳織里声の出演。
福島県いわき市に暮らす高校生・夏凪日羽(福原遥)。 卒業後の進路に悩む日羽は、かつて姉の真理(早見沙織)が勤めていた「東北のハワイ」こと「スパリゾートハワイアンズ」のポスターを見て、衝動的に新人ダンサー=フラガールの採用試験に応募する。
未経験ながらも採用された日羽は、鎌倉環奈(美山加恋)、滝川蘭子(富田望生)、オハナ・カアイフエ(前田佳織里)、白沢しおん(陶山恵実里)たち同期と共にフラガールへの道を歩み始めるが、個性豊かすぎる5人の足並みはそろわず、初ステージで、ある大失敗をしてしまう。 「今までで、一番ざんねんな新人たち」と呼ばれ、落ち込む彼女たちだったが、恋、ダイエット、そしてフラ……と、いいことも辛いことも分かちあいながら、フラフラしながらも絆を深めていく。
いわきといえば、やはり大震災の被害を受けた町ですね。
監督は綿田慎也、初めて作品を見る監督ですね。
主人公の日羽役で福原遥、「アイの歌声を聴かせて」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/2021/11/10/060000 でも主人公のサトミ役をしていました。
姉の真理役で早見沙織、「君は彼方」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/2020/12/09/060000 で菊ちゃん役をしていました。
鎌倉環奈役で美山加恋、「ももへの手紙」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/15103373 では主人公のもも役をしていました。
物語はスパリゾートハワイアンズでソロダンスを踊っている真理から始まります。 その日は地元に住む両親と妹も見に来ていました。 しかしその日は2011年3月11日でした。
そして月日は流れ、夏凪日羽は高校3年生となり、進路に迷っていました。 進学するのか? そんな時、スパリゾートハワイアンズで、ダンサー募集の広告を見ます。 幼いころに憧れていたフラガール、しかしあることから全くフラを踊ることはしませんでしたが、なぜかこの時は受けてみようと思い、一から練習を始め、なんと彼女は合格します。
同期は彼女を入れて5人、さまざまな経歴の5人ですが、それなりに経験者で、ほぼ未経験は日羽だけでした。 足元も定まらずいつもフラフラしています。 そう、彼女のダンスはフラフラダンスでした。
今作はまず舞台設定があの大震災で多くの犠牲者を出したいわき市ですね。 実際に被災し、再建まで漕ぎ着けたスパリゾートハワイアンズの全面協力のもと、おそらくその設定は事実に基づいているんでしょうね。 そこに来た5人の女の子たちの葛藤、挫折、そして友情、成長を描いた青春作品ですね。
少しファンタジー色もありますが、5人を通して、震災を乗り越え頑張っているスパリゾートハワイアンズのことを思うと泣けてくる感動作品でしたね。 温泉と、ショーだけでも見に行きたくなるそんな作品ですよ。
姉の姿を追って
5人の新ダンサー
しかし前途多難なスタートに
ぶつかり合う同期だったが
でも休みの日でも
気が付くとフラを踊るほどに
憧れの先輩を見つけたり
新人5人で大会に出場