anttiorbの映画、映像の世界

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ももへの手紙

2012年作品、沖浦啓之監督、声の出演:美山加恋、優香、荒川大三郎。

ある日、宮浦もも(美山加恋)と母親のいく子(優香)は船で瀬戸内海に来ていた。 汐島に住むいく子の叔父と叔母の大きな古い家に引っ越してきたのだ。 その時雨なのか、上からしずくが3滴ももに当たった。
途中同い年くらいの少年と低学年の女の子に会った二人、少年は陽太(藤井皓太)といい少女は海美=うみ(橋本佳月)といって、陽太は同じ6年生だった。 気が進まない田舎生活に、早くも塞いでいるももは、倉庫で箱に入った江戸時代の妖怪の本を見つけた。 ももの父親は海洋学者で、海の事故で亡くなった。 父の机に 「ももへ」 とだけ書かれた手紙が一枚あった。 ももはその紙を大事に持っていた。
ある日いく子は、ヘルパーの資格を取るためにももを置いて出かけた。 見送る時、手を振るいく子の足元に、同じように手を振る影のようなものを見た。
家に戻ると屋根から妙な物音がした。 そしてプリンが空になっていて変な声が聞こえた。 慌てて家を出るが妙な影が追いかけてくる。 逃げるもも。 途中で陽太に会う。 そして家に帰るといく子が帰って来ていたが、妖怪がももの足を舐めた。 驚いていく子に話すが信じてもらえない。
次の日、また天井から話し声が聞こえた。 逃げようとした時、陽太が迎えに来た。 川でみんなで飛び込みをするのだ。 家にいたくないももだったが、結局彼らに溶け込めないももはその場を離れた。 雨が降ってきて雨宿りしていると3人の妖怪が現れた。 ももは急いで逃げた。 叔父に妖怪と出会ったらにらみ返せと伝授されるがそんなことができれば世話はない。
そして、寝たふりをして妖怪を待ち、3人が現れた時、箒を振り回した際に妖怪たちは大切な手形を落とした。 それをももが拾った。 それは3人にとっては大事なもので、それを割られてしまうと死んでしまうと言い、逆にももは弱みを握ることができたのだった。
3人の妖怪イワ(西田敏行)・ワカ(山寺宏一)・マメ(チョー)は手形を取り返そうとももに付いて回った。 陽太の妹のカッパを返しに陽太の家に行ったが、妹の海美にも妖怪が見えていた。
ある日ももはお腹の空いたイワとワカを丘の上に連れて行った。 だが途中でイノシシの子供を捕まえ親イノシシに追いかけられる。 捕獲に失敗するが丘の上の景色は絶景だった・・・

監督は沖浦啓之、多くのアニメ作品に参加していますが、監督としては2作目ですね。 主人公ももの声に美山加恋、女優として 「ロック ~わんこの島~」 https://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/6971296.html 「僕らのごはんは明日で待ってる」 https://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/14673604.html に出演しています。
物語は、彼女が見えてしまう妖怪とのお話。 どうして彼女だけが、見えてしまうのか? いやもう一人見えるんですが、この家では彼女しか見えないんですね。 
でも見えてしまうのは仕方がないとして、実態があるんで彼らは腹が減るんですね。そうなると、山に入って農作物を食いまくる、彼らが見えないここの人たちは、イノシシの被害だと思っている。 でも犯人を知っているももは、お小遣いから彼らの食糧を買う事にする、優しいところがあるんですね。
でも彼らはどうしてここにいるのか? 実はそれはある使命を持ってこの家に宿っているんですね。 それはももに言ってはいけないこと。
優香が声を当てている母親のいく子は、気丈にももと二人で自立しようとしますが、実は彼女は喘息持ちだということがわかります。 幼馴染身たち、家族はそれを知っているんです。
ももは父との別れが突然来ました。 そしてその直前に、父とちょっとしたことで喧嘩をしてしまったんですね。 喧嘩というか一方的にももが怒ったような感じでしたが、父はそれが気になり彼女に手紙を書きかけで行ってしまったんです。 それが何とも切ないですよね。
頼りない3人の妖怪は、元はもうちょっと高貴な存在だったみたいで、今はすっかり落ちぶれてしまったようです。
さてももは3人とどうやって夏休みを過ごしていくんでしょうか?

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叔父と叔母のところに来たももといく子

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退屈な田舎生活が始まるが

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妖怪たちが現れる

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そして手形を手に入れ、だんだん仲良くなっていく

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彼らは何しに来たのか?

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