ロン　僕のポンコツ・ボット - anttiorbの映画、映像の世界

2021年作品、サラ・スミスジャン＝フィリップ・ヴァイン監督、関智一小薬英斗声の出演。

ある日、バブル社から新製品が発表される。その名もBボット。　Bボットは、写真や音楽、SNSなど今までのあらゆるデジタル機能に加え、持ち主にピッタリの友達まで見つけてくれる夢のようなデバイスだった。
ドコノマチ中学校に通う少年バーニー（小薬英人）は、友達がおらずBボットも持っていないため学校ではいつも一人ぼっちのだった。　そんな中、バーニーは誕生日を迎える。　バーニーのおばあちゃんは、誕生日パーティーにクラスメイト全員を招待しようとはりきるが、結果誰もパーティーにはこなかった。　バーニーは、誕生日プレゼントにBボットを貰えると期待していたが、貰えたのはロックハンマーで、バーニーは落ち込む。　バーニーはBボットを欲しいとねだるが、断られてしまう。

しかし、本当はBボットを買ってあげたいお父さんとおばあちゃんは、夜中にこっそりバブルストアへ向かうが、着いた瞬間に閉店してしまう。　2人は諦めて帰ろうとするが、そこでトラックに乗ったボロボロのBボットを見つける。
次の日。　バーニーのベッドの前にはBボット（関智一）が置かれていた。　バーニーは大喜び。　お父さんに抱きついてお礼を言い、さっそく電源を入れる。　しかし、なかなか電源がつかない。　やっと起動したと思ったら『友情インストール中5%』と表示される。　さらに、本来なら起動した瞬間にネットワークに接続されるはずが、このBボットはなぜかネットに繋がっておらず、繋ぎかたを調べようと思っても、その答えがネット上にあるため意味がなかった。　バーニーはこのBボットはポンコツだとがっかりしてしまう。　その後も、包丁を振り回したり、部屋をめちゃめちゃにするなどのポンコツっぷりを見せ、バーニーは返品しようとする。　しかし、他のBボットにはなく自分のBボットにだけある何かに気付いたバーニーは、ポンコツBボット「ロン」といっしょに「本当の友情」を探しはじめる。

なかなか面白かったですね。最近人間とAIの作品が多い気がしますが。
監督は共同です。サラ・スミスは、「アーサー・クリスマスの大冒険」　https://anttiorb.hatenablog.com/entry/12521907 でも共同監督をしています。
ジャン＝フィリップ・ヴァインは、初監督でしょうか？
日本版の声でバーニー役を小薬英斗、若手の声優さんのようです。
関智一は、スネ夫の声や、風柱・不死川実弥の声、エヴァでは鈴原トウジの声をしている売れっ子声優さんですね。

物語はパブル社が画期的な発明をしたことから始まります。　BボットというAIロボットは、子どもといつも一緒にいて、友達になり安心、安全な存在ということで、爆発的にヒットします。　しかし父の稼ぎが少なく貧乏なバーニーの家はなかなかBボットが買えませんでした。　学校には専用の置き場まで設けられていていますが、バーニーの場所だけはポッカリ空いています。
やっと気がついた父と祖母は、なんとかバブル社に買いに行きますがもうその日は営業は終わっていました。　そんな時、横のトラックでBボットを見つけます。　そして次の日、バーニーにBボットが与えられますが、実はこのBボット、配送途中に壊れてしまった不良品でした。

今作は人間とAIロボットの近未来を描いていますが、特に近年はこういう作品がより身近に感じますね。　スマホやアップルウォッチでSiriが反応すると、余計そう感じてしまいますし、A Iスピーカーとかを置いたら、なんかもう未来生活を感じていますんでは？
そうなると「ターミネーター」　https://anttiorb.hatenablog.com/entry/13242979 の世界もきてしまうんでしょうか？