2021年作品、ジョン・M・チュウ監督、アンソニー・ラモス コーリー・ホーキンズ レスリー・グレイス メリッサ・バレラ出演。
マンハッタンのワシントンハイツ地区。 ウスナビ・デ・ラ・ヴェガ(アンソニー・ラモス)は同地で食料品店を営んでいた。 ウスナビは大物になることを夢見ていたが、これといって取り柄のない青年であった。 ウスナビの近所には、怠惰な従弟のソニー(グレゴリー・ディアス4世)、母親代わりの存在であるアブエラ(オルガ・メレディス)、サロンを営むダニエラ(ダフネ・ルービン=ヴェガ)とカーラ(ステファニー・ベアトリス)、2人のサロンで働くバネッサ(メリッサ・バレラ)、タクシー会社を経営するケヴィン・ロザリオ(ジミー・スミッツ)とその妻カミラが住んでいた。
そんなある日、ロザリオ家の一人娘、ニーナ(レスリー・グレイス)が実家に帰ってきた。 スタンフォード大学に進学したニーナは地区住民の希望の星だったが、ある問題を抱えていたのである。
久しぶりにしっかりとしたミュージカルを見せてもらいましたね。
監督はジョン・M・チュウ、「クレージー・リッチ!」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/15709489 を記事にしています。
主演はアンソニー・ラモス、「ファイナル・プラン」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/2021/07/22/060000 に出演し、揺れ動くFBI捜査員に扮していました。
そしてケヴィンの会社で働くベニー役でコーリー・ホーキンズ、「6アンダーグラウンド」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/2020/01/13/180000 に出演していました。
そしてヒロインのニーナ役はレスリー・グレイス、本業は歌手ということですが、今作はそれゆえの抜擢なんでしょうか。
そしてもう一人のヒロインでメリッサ・バレラ、今後出演作が増えていくようですね。
物語は子供たちの前で、今までの移民としてのお話を聞かせるウスナビから始まります。 後ろには海岸が見え、彼はドミニカからの移民でした。 そしていつしか父がやっていた海岸沿いの店を立て直し、そこに帰ろうという夢を持っていました。 そんな彼は雑貨店を営んでいて、そこにはいろんなラテン系の移民の溜まり場になっていました。
そしてそこから巣立っていった成績優秀で、タクシー会社の一人娘、ニーナが帰ってきます。 彼女はワシントンハイツの希望の星でしたが、大学生活の厳しさ、差別に苦しんでいて、傷心の帰省でした。
今作は、このウスナビの語りが最後までちょっとハラハラするところですね。 彼は今は落ち着いて、話を聞く中の一人が娘のようですが、じゃあ妻は? そしてお店は? しかしそこに至る移民たちのドラマが、歌によって語られていきますし、これもアメリカという国の一つのパワーなのかもしれませんね。
ウスナビとベニー
ニーナが帰ってくる
ウスナビとバネッサ
ベニーとニーナ
ワシントンハイツの母・アブエラ
ワシントンハイツの住民