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スーパーヒーローへの道

2020年作品、ドゥーグラス・アタル監督、ピオ・マルマイ ヴィマーラ・ポンス ブノワ・ポールヴールド レイラ・ベクティ出演。

パリ2020。 スーパーヒーローは社会の中で完全に同化されており、どんな犠牲を払っても有名になりたいと思っていた。 そんな中、ある薬物が出回っており、普通の人間に超能力を与える薬が町中に広がってきていた。

モロー刑事(ピオ・マルマイ)とシャルツマン刑事(ヴィマーラ・ポンス)は、2人の元スーパーヒーロー、モンテカルロ(ブノワ・ポールヴールド)とカリスタ(レイラ・ベクティ)の支援を受けて事件を調査していた。
そんな中、手のひらから火炎を発する事件が起き、その能力を持っていたスーパーヒーローが消息不明になっていることがわかる。 この能力をなんらかの方法で拡散していると思われたが、そのヒーローが遺体で発見される。


ちょっとローカル感のあるスーパーヒーローものですね。
監督はドゥーグラス・アタル、長編は初めてでしょうか?
主演のモロー役はピオ・マルマイ、初めて見る俳優さんでした。
相棒の女性刑事役ヴィマーラ・ポンス、「エル ELLE」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/15114740 に出演していました。
ブノワ・ポールヴールドは、「神様メール」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/14226084 で神様役をしていましたね。


物語は、スーパーヒーローが当たり前に社会的に認知されている世の中です。 しかし特殊能力を持っているということで、実際に活躍をしているとは限りません。 しかし数年前に、警察は様々な特殊能力に秀でた3人を、捜査、犯人逮捕のために特別犯を作り、一緒に活動していました。
しかしその中の一人モンテカルロは引退をして、今は療養中、さらにカリスタは、少年たちのスポーツ指導をしています。
そんな中、謎の火災が起きます。 強力な火が出たこの事件、駆けつけたモローは放火事件だと思いますが、不審な点があり、捜査に入ります。 そして組んだ相棒が女性刑事のシャルツマンでした。

慣れない彼女に、あまり協力的でないモロー、初めはしっくり行かない二人でしたが、そんな中ある高校で、手から炎を発する少年が現れ、モローたちが出動します。 少年が持っていたスティック状の物体、警察はすぐに回収しますが、それを吸い込むと炎を発射する力が湧いてくる薬物が入っていました。


今作は華々しくスーパーヒーロが活躍する話のある意味前日譚のような設定になっています。 ただ、このモローという刑事は、実は上記した特別班に参加するはずだったのですが、彼自身が超能力者でした。 そしてその能力は非常に強力で、ただその力を使いこなせなくて事故が起きていたんですね。
地味なキャストですが、手作り感のあるSF作品、なかなかよかったです。


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