anttiorbの映画、映像の世界

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ダムド・ファイル シーズン1 ③

2003年作品、万田邦敏、浜本正機監督、相島一之、小松みゆき、草村礼子、伊吹康太郎出演。

file no.0005「少年・南区」

視覚、聴覚、触覚、嗅覚、味覚。 人には、五感というものが備わっている。 ごく稀に、その五感を超える第六感を備えた人が現れる事がある。ここ、名古屋 南区にも…
その少年(稲田英幸)は、雑踏の中で首の無い血まみれの赤ん坊を抱き、通行人に必死で「誰か助けて下さい!」とすがる防空頭巾にモンペ姿の女の霊と目が合い、慌てて目を伏せ、震えていた。 その少年は、ずっと一人ぼっちだった。 幽霊が見えてしまう目を持ったため…だが、どうしてそんな目に遭わなければいけないのか…あの少年は、俺と違って何の罪も無いのに
近藤直樹(相島一之)は、15年前、遊ぶ金欲しさに民家に押し入り住民を殺害した犯人だが、事件は未解決のまま間もなく時効を迎えようとしていた。 彼はその後、真面目な修理工として暮らしていたが、暇つぶしで付き合い始めた女=紗枝(小松みゆき)には小学生の息子ヒロシがいたため、成行き上「気にしないから一緒になろう」と口説く羽目になった。
時効8日前。近藤は紗枝親子と動物園に行くが、ヒロシは彼を見るなり身を強張らせ、一切触れさせなかった。近藤は、ヒロシには自分の手に着いた15年前の血が見える=自分の罪に気づかれたと直感する。

file no.0006「墓地・千種区

名古屋市千種区に広い霊園がある。第二次大戦終了後50年目の終戦記念日、その霊園の一角にある軍人の墓前で、供えられていた白菊が揺れ出すと共に、まるで陽炎のように軍人の亡霊が現れたのを見た人がいる。その日はとても暑く、風の全く無い日だったという。
それは第二次世界大戦中戦死した倉田年男(伊吹康太郎)の墓で、寺掃除をしていた管理人(持田篤)が、軍靴の音を聞き、墓石の影に現れた軍人の幽霊を見て腰を抜かし、悲鳴を上げて逃げ出した一件だった。
その墓地に、年男の妻ふみ(草村礼子)とその妹のたみ(芦沢孝子)、そして生還した年男の戦友4人がお参りに来た。
たみは数十年ぶりに戻った遺品の千人針をふみに渡し、ふみはまず戦友たちに「戦地での辛い事を思い出させて申し訳ない」と詫びて参列の礼を言い、遠慮がちに「この千人針が戻って以来、夫が本当に帰って来て今もここにいてくれてる、そんな気がしてならないんです」と微笑んでいた。
ところが戦友らは微妙な表情でうなづき、互いに顔を見合わせた。ほどなくして戦友の一人が、高架下のトンネルに供えられた白菊に目を留めた直後、白菊が揺れ、軍靴の音と共に現れた年男の亡霊に軍刀で切られ亡くなるのだった。

6話目の監督は浜本正機、映画作品も監督をしていますが未見でした。
相島一之は、「クソみたいな映画」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/2020/08/02/060000 に出演していました。
草村礼子は、「orange-オレンジ-」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/13728292 に出演していました。

さて、常人とは違う能力、それも見えざるものが見えてしまう能力は、持ってしまうと苦しいんでしょうね。 身近にも見えてしまう方がいましたが、やはり嫌なものだと言っていました。 少年は誰に言っても信じてもらえませんでしたが、それが危機回避になっていくのがこの5話目ですね。
そして、戦争中の出来事が恨みとなっていくのが第6話ですね。 生き残るために、その場ではあり得ることでしたが、逆の立場だったら。戦争は勝っても負けても、お互いに大きすぎる心の傷が残るものだということを、再認識するお話でした。f:id:anttiorb:20210624102725j:plain

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