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ガルシアの首

1974年作品、サム・ペキンパー監督、ウォーレン・オーツ イセラ・ベガ ギグ・ヤング ロバート・ウェッバー出演。

メキシコの広大な牧場を支配し、この地方の絶大な権力者であるエル・イェフェ(エミリオ・フェルナンデス)は、愛娘のテレサ(Janine Maldonado)を妊娠させたのがアルフレッド・ガルシアと知って怒り狂った。 彼はガルシアの首に100万ドルの賞金をかけ、片腕のマックス(ヘルムート・ダンティン)をメキシコ・シティに飛ばせた。

マックスは名うての殺し屋であるクイル(ギグ・ヤング)やサペンスリー(ロバート・ウェバー)を集めてバーやクラブの聞き込みを開始した。 バーのしがないピアノ弾きベニー(ウォーレン・オーツ)は独特の嗅覚で、クイルとサペンスリーの背後に金の匂いをかぎつけていた。 そして情婦のエリータ(イセラ・ベガ)からガルシアに関する情報を得た。

エリータによれば、ガルシアは彼女と関係を持ち、再会を約しながら自動車事故で死亡したというのだ。 その死体は故郷の生家の墓場に埋葬されているという。 ベニーは人生にもう一華咲かせるためにガルシアの首に賭けることにした。 ベニーはマックスを訪ね、1万ドルでガルシアの首を渡すことを約束し、いやがるエリータを口説いてガルシアの故郷に向かった。

それは新婚旅行もどきの道中で、ベニーは待ちうけるだろうバラ色の生活を饒舌に語った。 途中、野宿をしようとする二人にパコ(クリス・クリストファーソン)というヒッピー風の若い男二人組に襲われたがベニーは無造作に射殺した。 しかし、その後を組織に雇われた男たちがつけていることに彼は気づかなかった。

夕方、目的地の村に到着した二人は、深夜に墓堀を開始した。エリータはいやがったがベニーは掘り続けた。 そのとき、背後から何者かに後頭部を殴られたベニーは気絶し、気づいたときは彼の横にエリータとガルシアの死体があった。 しかし、ガルシアの死体には首がなかった。


独特な味わいがある監督作品ですね。
サム・ペキンパーは、「わらの犬」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/15584667 を記事にしています。
主演はベニー役でウォーレン・オーツ、「ボーダー」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/2020/11/28/180000 を記事にしていますね。
そしてエリター役でイセラ・ベガ、は今作で初めて見ます。


物語はメキシコの権力者・イェフェの激怒から始まります。 娘のテレサの妊娠を知った彼は、相手の首に賞金をかけます。生捕でも、殺しても証拠の首を持ってくれば100万ドル出すということで、部下たちは色も気立ちます。 そしてすぐに聞き込みを開始しますが、あるバーでピアノ弾きのベニーがこの話を独特の嗅覚で請け負います。 ガルシアの情婦を知っていた彼はもう彼がこの世にいないことを知ります。 そしてそれならばということで彼の実家の墓に行こうと情婦のエリータと向かいますが。


首を探す物語ですが、ペキンパーならではの銃撃戦、そして金と血の匂いがする作品ですね。 首を片手に、撃ち合いそして届けに行くところも何か迫力がありました。


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