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バニー・レークは行方不明

1965年作品、オットー・プレミンジャー監督、ローレンス・オリヴィエ キャロル・リンレー ケア・デュリア ノエル・カワード出演。

ニューヨークで暮らしていたシングルマザーのアン・レイク(キャロル・リンレイ)が娘のバニーを連れてロンドンに引っ越してきた。雑誌社の記者である兄のスティーブン(キア・デュリア)がこちらで仕事をしているため、彼女も彼を頼って生活の拠点を移すことにしたのだった。 アンは兄の家に一旦滞在した後、バニーを「リトル・ピープルズ・ガーデン・プレスクール」という保育園に連れていく。

電話で聞かされていた待機部屋に娘を置いておき、給食係の女性にそのことを告げると、アンは引越し先となるアパートへ。 ちょうど荷物が運び込まれるところでだったが、そこに同じアパートに住むウィルソン(ノエル・カワード)という老人がやってくる。 チワワを抱き、絶えず喋り続けるこの老人はアパートの大家。「自分は有名人だ」と自慢する彼はアンにちょっかいを出そうとするが、アンの方では適当にあしらう。
荷物の片付けと買物を終えると、アンは再び保育園へ。 たくさんの子供が母親に連れられて帰っていくが、バニーの姿が見当たらない。 どこを探してもいないため、次第にパニックになっていくアン。

給食係の女性に話を聞こうとするが、彼女は料理のことで文句をつけられたというので姿を消していた。保育士たちに文句を言っても、バニーの存在すら知らない彼女たちは戸惑うばかり。 埒が明かないと考えたアンはスティーブンに連絡。彼はすぐにやってきた。 保育士の許可を取り、スティーブンはアンを連れて園内を探索。最上階へ行ってみると、そこにはこの保育園の創立者だという老女がひとりで暮らしていた。バニーのことを聞いてみるが、要領を得ない答えしか返ってこないのだった。


今から50年以上前の作品ですが、新鮮でした。
監督はオットー・プレミンジャー、作品を初めて見る監督でした。
主演のアン役はキャロル・リンレイ、「ポセイドン・アドベンチャー」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/14371544 に出演していました。
兄のスティーブン役はキア・デュリア、「2001年宇宙の旅」 のボウマン船長が超有名ですね。 この名作は続編の「2010年」と死ぬほど見ているんですが、記事にしていなかったです。
そして刑事役でローレンズ・オリヴィエ、「ブラジルから来た少年」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/15670457 が有名な作品ですね。


物語は、兄の住む近くに引っ越してきたアン・レイク。 シングルマザーの彼女は、まずは娘のバニーを預かってくれている場所の確保が第一でした。 そして引っ越しの当日、娘を保育園に一旦連れていき、新しいアパートで荷物を受け取り、時間が来たので娘を引き取りに行きました。 しかし娘の姿はなく、そこにいた職員が誰も知らないと言います。 そんなはずはない、たまたま少し遅れて行った彼女は、給食係の女性に娘を連れていく場所だけ教えてもらっていたのでした。 すぐに兄のスティーブンを呼び、バニー探しを始めますが、拉致があかず、警察に通報することに。やってきた刑事・ニューハウス警部が調べ始ますが。


今作は最初にバニーを出さない手法を取っているんですね。 さらに言えばアンがどんどん取り乱していくのと、周りの人間がちょっとクセのあると言いますか、変な雰囲気の人間が多いのが、話をこじらせていく、逆にそこが面白いんですがね。
おそらくこの後作られる行方不明を扱った題材の作品に大きな影響を与えたと思います。

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