anttiorbの映画、映像の世界

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最高の人生のつくり方


不動産営業マンのオーレン(マイケル・ダグラス)は自分勝手で偏屈。 妻に先立たれ、自宅の豪邸を売りに出す間、所有するアパート “リトル・シャングリラ” で一人暮らしをしているが、その性格からアパートの住人からも煙たがられていた。
彼は確かに立派な作りの自宅だが、なんと売値は860万ドル、見に来る購入希望者も高すぎると結局帰ってしまうし、不動産事務所の女社長で彼の理解者のクレア(フランシス・スターンハーゲン)も、適正な価格ではないと思っていた。
そんなある日、別の購入希望者が見に来ていた時、疎遠になっていた息子ルーク(スコット・シェパード)がやってきて 「刑務所に入るので、その間娘を預かって欲しい」 と頼まれる。 オーレンは自分には無理だと断るが、頼るべき相手はもう父さんしかいないと懇願して帰っていく。
オーレンの隣に住んでいるのは、夫を亡くし、ソロで歌を歌う仕事をし始めたリア(ダイアン・キートン)だった。 しかし彼女は一人で歌う事によって夫を思い出し歌えなくなってしまう。 ピアノ伴奏のアーティーロブ・ライナー)はそんな彼女を気に掛けるが、なかなか彼女はそれを乗り越えられ素、いい仕事が来ないのだった。
そんなある日、ルークは強引に娘サラ(スターリング・ジェリンズ)をオーレンの元に連れてくる。 拒否しようとするオーレンの前で、別れが悲しく泣いてしまうサラのことを見ていられなくなったリアは、自分の家で住まわせることを申し出るのだった。
そして行けがわからないサラの母親をオーエンは探し始め、母親のもとにサラを連れて行こうとするのだった。
アパート住人の警察官に調べてもらい、リタ(メリル・ジョーンズ・ウィリアムズ )という女性が彼女の母親だということがわかる。 不安がるサラをリアを伴ってリタの元へ連れて行くが、会ってみるとリタは顔に痣を作り、薬で足元もおぼつかない。 そんな有様をみたオーレンはさすがにサラを預けられず連れて帰る。
サラの誕生日のその日、オーレンはリアとともにサラを連れて遊園地で過ごし、互いのことを話し合い打ち解けていく。 リアやサラと過ごすうちにオーレンの人への接し方も少しずつ変わっていくのだった…

ロブ・ライナー監督作品。 「最高の人生の見つけ方」 http://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/11757150.html 「最高の人生のはじめ方」 http://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/13797387.html  と似たような邦題が付けられていますが、特に3部作でも続編でもありません。 この原題は “AND SO IT GOES” ビリー・ジョエルの曲でありますが、その邦題は 「そして、今は…」 ですね。 まあそれだと淡白すぎるかも。
主演はマイケル・ダグラス、「アントマン」 http://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/13479065.html では枯れた味を、「ラストベガス」 http://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/14190124.html ではまだまだいけるぞ!という役を。 今作はハートフルなおじいちゃん役をでしたね。 しかしそこまでたどり着くには一苦労でしたが(^^)
お相手役はダイアン・キートン、「ニューヨーク 眺めのいい部屋売ります」 http://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/14139426.html では、モーガン・フリーマンと組んで夫婦役でしたが、今作ではもうちょっと “女” が出ていましたね。
物語は、この二人の関係は、お互い伴侶を失くした中で、もう一度新しい人生を作っていくお話ですが、アパートの住人達との新しい絆、そして何よりも、息子と孫娘との関係性ですね。
おそらく期待が大きかった息子でしたが、ドラッグにおぼれ、一回人生を失敗してしまったんですね。 刑務所に入るという事で、またか…という気持ちが芽生えたオーレン、しかし今回の彼のその理由は違う事を、同僚でクレアの息子から知らされるんですね。
これも劇場未公開、ビッグネームのハートフルドラマなんですが、こういう作品は配給元は買わないんですね。

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唄うと亡くなった夫を思い出してしまうリア

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自宅を高額で売ろうとするオーレン

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オーレンの息子が孫を預かってほしいと懇願に来る

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彼女はリアの家で厄介になる

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そして二人に仲もだんだん良くなっていき

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歌も歌えるようになる

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