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ザ・ホワイトタイガー

2021年作品、ラミン・バーラニ監督、アダーシュ・ゴーラヴ ラージクマール・ラーオ プリヤンカー・チョープラ マヘーシュ・マーンジュレーカル出演。

2007年、インドのデリー。 夜の街を爆走する1台の車。 前方に座る女性(プリヤンカー・チョープラ)の誕生日で、隣の夫(ラージクマール・ラーオ)と一緒に大はしゃいでいた。 夫はハッピーバースデーの歌を熱唱しに前も見ていなかった。 妻も気分が高揚しすぎて注意散漫。 そんなハイテンションな夫婦をあきれ顔で見ているのは後部座席に座る男(アダーシュ・ゴーラヴ)。 彼は身分が低いのが、前の夫婦に敬語で話す。 そして、猛スピードで走る車の前に子どもがトコトコ走ってきた。
2010年、バンガロール。 ここはインドのシリコンバレーと呼ばれる地域。 リッチな佇まいをしている男はどうやって自分が成功したのか語っていく。 まずは家族の話から…。
故郷のラクスマンガールは貧しい村だった。 バルラム・ハルワイの家族も極貧だった。 父は人力車夫で必死に働いていたが、稼ぎは雀の涙ほどしかなかった。
少年時代のバルラム(Harshit Mahawar)は学校で「黒板に書かれた文章を読め」と言われ、他のクラスメイトはそれができない中で、スラスラと読み上げてみせる。 次に「この女性は誰だ?」と紙に描かれた女性を見せられ、「偉大なる社会主義者です」と回答。すると大人は「ジャングルで一世代に1頭だけの動物は何か」と問い、「ホワイトタイガーです」とバルラムはずばり答えると「お前はまさにそれだ」「奨学金をもらえるように手配してやろう。デリーに行きなさい」と絶賛されたのだった。
しかし、現実はそうはいかず、コウノトリ(Mahesh Manjrekar)と呼ばれる地主は金を巻き上げていき、さらに恐れられていたのが長男のマングース(Vijay Maurya)。 バルラムも学校に行かずに働くしかないところまで追い込まれる。 さらに父は結核になり、2日かけて病院に行くも医者は来ず、そのまま亡くなってしまう。
そのまま青年になったバルラム。 相変わらず貧困から抜け出す糸口は見つかラズ、コウノトリの次男・アショクを始めて見たとき、この人こそ私の主人だと直感した。 あのアメリカから帰国したばかりだというアショクのもとで働こうと。
運転手を必要としていると判明し、なんとかなろうとするバルラム。 まず祖母が許してくれないので1ルピーも忘れずに仕送ると確約し、ひとまずクリアするのだが。


オスカー作品の一つですね。
監督はラミン・バーラニ、「ドリーム ホーム 99%を操る男たち」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/15044584 を記事にしています。
主演はアダーシュ・ゴーラヴ、初めて見るインド系の俳優さんでした。
ラージクマール・ラーオはいくつか出演作があるんでいずれは見る機会もあることでしょう。
プリヤンカー・チョープラは、「バルフィ! 人生に唄えば」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/13442549 を記事にしています。ヒロイン役が映える女優さんですね。


物語は主人公のバルラムの語りで、人生を振り返る作りになっています。 貧しい一家に生まれたバルラムでしたが、頭がよく、優秀な男の子でした。 しかしだからと言ってそう簡単にはこの国では稼いだり、貧乏から脱却することは難しい。 しかし彼はあるチャンスを逃しませんでした。 地主の息子を見かけた時、そのチャンスは訪れ、まずは運転手として採用されようと、自腹で運転を学び、なんとか潜り込むことに成功します。 そして地主の息子はアメリカ留学をしていたことで、妻とともにあまり身分の違いなどは意識しない考えを持っていました。 息子のアショク、妻のピンキー、二人の運転手として、重宝されるようになり、とうとう第1運転手を追い出すことに成功します。しかしある悲劇から、彼の人生が思わぬ方向に傾き始めます。


インド作品は、基本明るく、コメディ調を残したまま、歌とダンスが入ってきますが、多少のコメディ要素こそありますが、歌とダンスを排除して、だんだんダークな展開を見せていく中、主人公がのし上がって行くという、なかなかの変わったインド映画でしたね。 しかしラストではインドの暗い部分もぐさっとくる作品でした。

 

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