2019年作品、イ・ミンジェ監督、キム・ナムギル チョン・ジェヨン オム・ジウォン パク・イナン出演。
HIB社という製薬会社で違法な臨床試験が行われているという疑惑が報道される中、マンホールから何者かが這い上がってきた。 青いビニール袋を破って顔を出すと、男は道路に降り立つ。
豊山里に住むパク一家は、以前はガソリンスタンドを経営していたが、今は廃業状態で、彼らは定職にもつかず、その日暮らしを続けていた。 長男のジュンゴル(チョン・ジェヨン)は、道に鋲を巻いて通りがかった車をわざとパンクさせ、たまたまレッカー車が通りかかったようにみせかけ、車を運んで修理し、法外な修理代を巻き上げていた。 臨月の妻、ナムジュ(オム・ジウォン)は夫が巻き上げた金を金庫にしまい厳重に管理している。
その頃、パク一家の長である父親のマンドク(パク・イナン)は花札に負けて、気落ちして歩いていた。 公衆トイレに入るとそこに挙動不審な男(チョン・ガラム)がいるのに気が付く。「この変態出てこい」と男を取り押さえようとすると、男はマンドクの額を噛み、逃げていく。
パク一家の次男ミンゴル(キム・ナムギル)は製薬会社をクビになり、故郷に戻ってきた。 坂道を歩いていると、末娘のヘゴル(イ・スギョン)が駆け下りてくるのが見えた。 ミンゴルは「久しぶりだな」と声をかるが、ヘゴルはそれどころではないようだった。 みると、ヘゴルを追って、得体のしれない男が走ってくる。 尋常じゃない雰囲気にミンゴルもカバンを放り出して逃げ出した。
もう少しでヘゴルが男に追いつかれそうになった時、突然、車が飛び出してきて男は轢かれて吹っ飛んでいった。 車の運転手は兄のジュンゴルだった。 ブレーキの故障で車が止まらなかった。「死んだだろうか?」と心配する3人が、大の字になって倒れている男を見下ろしていると、男はムクムクと起きあがり、走り去っていく。
家に戻ったジュンゴルが「あの男が警察に被害届けを出さないだろうか」と心配していると、何か音がする。 へゴルが見に行くと、あの男が家に入り込んでいた。 明らかにおかしな様子で、しかも不死身のよう。 一家は、男を倉庫に閉じ込めるのだった。
ミンゴルは、男がゾンビではないかと疑い、ネットで検索し、「ゾンビ完全攻略法」を書きあげた。 そこに父親が救急車に送られて帰ってきた。 頭に包帯を巻いた父親は、男を見て、あの男に噛まれたのだと言う。
あの男がゾンビだとすると、父もゾンビになってしまうのでは?・・・
これは韓国のゾンビ作品、でもあの作品 https://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/15121805.html とは大違い(^^)
監督はイ・ミンジェ、監督デビュー作のようです。
主演はキム・ナムギル、「殺人者の記憶法」 https://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/15383284.html に出演していましたね。
そして兄の役でチョン・ジェヨン、「夜の浜辺でひとり」 https://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/15570118.html に出演しています。
兄の妻役でオム・ジウォン、「MASTER/マスター」 https://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/15297372.html でなかなか面白い役をしていました。
そして今作のヒロインでイ・スギョン、初めて見る若手女優さんでした。
物語は、開店休業状態の田舎のガソリンスタンド、一家で経営していますがもうやる気はなく、セコイ事故詐欺で生計を立てています。 しかし妻のナムジュは妊娠中で、そのためお金をコツコツと貯めています。
そんな中次男のミンゴルが会社を首になり帰ってきますが、同時に謎の男も現われます。 その男は不死身で、いわゆるゾンビなんですが、そんなに怖くなく、簡単に止める事が出来ます。 しかし父のマンドクが噛まれてしまい、熱が出てくるんですね。
死なない男、一応捕獲しますが、彼はなぜかキャベツが大好物、果てしなく食べているだけで、キャベツを食べると人間は襲わないようです。 しかしさすがに飽きてくると、ヘゴルはケチャップをかけて食べさせます。
チョンビと名づけだんだん家族に溶け込んでいくゾンビにある大きな事が発見されます。 そしてそれが金儲けの方法になるんですね。
今作はコメディ路線のゾンビ映画、途中までゾンビなのか? それとも違うのか判明しません。 だってあまり襲い掛かって来ませんし、怖くないから。
でも後半はやっぱりゾンビ作品になって行きますが、あっと驚く解決方法が!
不死身の謎の男
家に現れ
倉庫に閉じ込める
そしてゾンビではないかとなり
彼がゾンビ対策をまとめる
そして噛まれた父を監禁するが