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リベンジャー 復讐者

2017年作品、アイザック・フロレンティーン監督、アントニオ・バンデラス カール・アーバン パス・ベガ出演。

刑事事件専門として数多くの事件を担当、多くの言葉を操り次々と勝訴を勝ち取ってきた凄腕弁護士のフランク・ヴァレラ(アントニオ・バンデラス)。 しかしその一方で、フランクは妻のスーザン(クリスティーナ・セラフィーニ)や娘のオリビアリリアンブランケンシップ)との時間が取れず、その度に「ごめんね」とのメッセージを添えたぬいぐるみをオリビアに買い与える日々だった。
そんなある日、フランクはオリビアの歌の発表会よりも仕事を優先、いつものようにぬいぐるみを買ってスーザンとオリビアの帰りを待っていた。 ところが、フランクの自宅に警察が訪れ、スーザンとオリビアが何者かに殺害されたという知らせがもたらされる。 殺害現場には犯人のものと思われる金色の繊維が見つかり、事件の犯人は地元一帯を牛耳るロシアンマフィアの線も浮上したが有力な手掛かりは見つからなかった。 フランクは自身が家族に向き合わなかったこをを深く悔やみ、それ以降は酒に溺れるようになっていく。
そんなある日、バーで飲んだくれていたフランクは、その奥で非合法の地下格闘技大会が催されていることを知る。 自ら出場者として参戦したフランクは、まるで罪の赦しを乞うかのようにひたすら殴られ続けた。 ファイトクラブが開かれていることを知ったフランクは、わざと殴られ続けることで自らそんな日々が続き、意識を失いかけたフランクは、以前に面識のある警察官ハンク・ストロード(カール・アーバン)に助けられた。
その帰り道、フランクはチンピラと娼婦の揉め事に巻き込まれて負傷、本屋に逃げ込むと止血のために置かれていた本を手に取る。 その時、フランクはローマ帝国時代の皇帝にして哲学者だったマルクス・アントニウス・アウレリウス著の「自省録」を手にし、その中の言葉「罪を犯したものだけを罰せよ」に目がついた。
フランクは「自省録」を読み進むうち「言葉より行動が重要である」という言葉に感銘を受け、妻子を殺した犯人への復讐を誓う。“沈黙の誓い”を立てたフランクは、その日から格闘技の特訓を受け、自宅をジムに改装して戦う体作りに励むのだった。


これは地味ですが、面白い作品でした。
監督はアイザック・フロレンティーン、「バーニング・ブラッド」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/14858751 を記事にしています。
主演はアントニオ・バンデラス、「ドクター・ドリトル」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/2020/06/30/060000 に出演していました。
そしてカール・アーバン、「トリプル・リベンジ」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/2020/06/27/180000 を記事にしています。


物語は敏腕弁護士・フランクのお話です。 刑事事件で多くの無実を勝ち取ったフランクでしたが、ある日妻と娘が殺されてしまいます。 忙しい日々を送りなかなか家族との時間がなかったことに、妻の父は葬儀の時に罵声を浴びせるほどでした。 荒んだ生活に転落したフランクは地下のファイトクラブで、無防備に殴られる日々を送るようになっていきます。
そんなある日、ひょんなことから「自省録」という本と出逢います。 今まで口八丁の生活をしてきた彼は、沈黙の誓いをたて、体を鍛え始めます。そして警察から迷宮入りだと言われた妻と娘の事件を独自調査を始めていきます。


今作は短いお話ですが、ぎゅっと詰まったいいサスペンスでしたね。 中盤から一切口をきかないバンデラス、結構難しい演技ですが、かえってそれがフランクという人間がガラッと変わった雰囲気を醸し出していきますね。 なかなかの秀作です。

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