2021年作品、大森貴弘総監督、伊藤秀樹監督、神谷浩史 井上和彦 堀江一眞 黒田崇矢声の出演。
怪しき来訪者
田沼要(堀江一眞)の元に、謎の来訪者(黒田崇矢)が度々やって来た。 友人の夏目貴志(神谷浩史)はその来訪者の存在に違和感を覚え、田沼に会いに行った。 そして、田沼の家を訪ねてきた謎の来訪者に会い、相手が妖だと気づく。 その妖は危害を加える気はなく、ただ田沼に会いに来ているだけだった。 貴志は田沼のことを心配しつつも、二人の逢瀬を見守ることにした。
さて2作目は、たかしの親密な友人で、隆が妖が見えるということを素直に話せる友人の田沼が主人公のお話です。 彼は多少の妖怪を感じ取ることができる存在ですが、貴志ほど常時見えるということはありません。 ただ気配や、何かを感じることができます。
そんな時父から友人が来るので、もし早めに着いてら、お茶を出してあげてくれと言って出かけた後、ちょっと若い姿の男が現れます。 てっきり父の友人がその人だと思いましたが、実はそうではありませんでした。 貴志はそれに気がつき、田沼の身に何か危ないことが起きるのでは?と思いしっかりとそばにいることにします。
今作は二つの友情のようなものが描かれています。 田沼と貴志はもちろんですが、妖の間にも同じような関係があるのかもしれない、そして人間に化けたり、自分が入ることのできる体があるのとないのでは、何か大きな違いが生じるという、ちょっと面白いことが描かれています。
前作 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/15706856 はオリジナルの長編でしたが、今回はコミックスの中で短編二編を劇場版オムニバスとして製作されたものでした。 コロナ禍で大変な世の中に、ほっこりするお話、製作側からのプレゼントのように感じました。
田沼のところに
見知らぬ男が
その男はちょっと不気味だった
そして田沼をいろんなところに連れていく
しかし貴志は心配だった