anttiorbの映画、映像の世界

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ジョゼと虎と魚たち

2020年作品、タムラコータロー監督、中川大志 清原果耶 宮本侑芽 興津和幸声の出演。

趣味の絵と本と想像の中で、自分の世界を生きるジョゼ(清原果耶)。 幼いころから車椅子の彼女は、ある日、危うく坂道で転げ落ちそうになった ところを、大学生の恒夫(中川大志)に助けられる。
海洋生物学を専攻する恒夫は、メキシコにしか生息しない幻の魚の群れを いつかその目で見るという夢を追いかけながら、バイトに明け暮れる勤労学生。
そんな恒夫にジョゼとふたりで暮らす祖母・チヅ(松寺千恵美)は、あるバイトを持ち掛ける。 それはジョゼの注文を聞いて、彼女の相手をすること。
しかしひねくれていて口が悪いジョゼは恒夫に辛辣に当たり、 恒夫もジョゼに我慢することなく真っすぐにぶつかっていく。
そんな中で見え隠れするそれぞれの心の内と、縮まっていくふたりの心の距離。 その触れ合いの中で、ジョゼは意を決して夢見ていた外の世界へ 恒夫と共に飛び出すことを決めるが……。


これは昔実写版を見ていたんですが。
監督はタムラコータロー、監督作品は初めて見ます。
ジョゼ役は清原果耶、もちろん今注目の若手女優さんですね。「望み」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/2020/10/20/060000 が近作です。
恒夫役は中川大志、彼も注目の俳優さんですね。「賭ケグルイ」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/15956701 に出演していました。


物語は、海洋生物学を学んでいる大学生の恒夫はダイビングショップで働いていました。 彼は夢があり、そのためにお金をためていますし、何とか留学をするために論文も頑張っていました。
そんなある日、コンビニで弁当を買って帰る途中、坂道をものすごいスピードでくだってくる車椅子が。 そこに乗っている少女が恒夫に落ちてきました。 彼女は怪我はなく、一緒にいたお婆さんが慌てて降りてきました。

祖母と孫の二人、助けてもらったお礼に、ご飯でも食べていけと言われます。 コンビニ弁当がダメになったので恒夫はお言葉に甘えますが。 そして祖母のチヅはバイトをしないかと言います。 それは彼女と一緒にいること。 外に出ないように監視をすることでもありました。 彼女は自分をジョゼだと言い、二人の奇妙な一緒の時間が始まります。


今作は昔実写版の作品 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/14034869 を書いていますが、そんなに感動はしなかった、もっと言えば結構重い作品に感じていました。読み返してみると、恒夫の設定が全く違いますし、原作ともまた違うんですね。
しかし今作は大変清々しい作品になっていますし、結構泣けるところも多く、またラストの紙芝居のシーンは一人だったら号泣したでしょうね。 見事な感動作にしていた秀作でした。


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夢のためにバイトをしている恒夫

 

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ある日この女の子を助ける

 

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そしてその家に行き、バイトをしないかと言われ

 

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ジョゼと名乗る彼女の面倒を見るが

 

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わがままいっぱいのジョゼに

 

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しかしいつしか心が通い合い

 

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