2020年作品、井筒和幸監督、 松本利夫 柳ゆり菜 中村達也 ラサール石井出演。
太平洋戦争に敗れ、日本は貧困と無秩序に見舞われるが、焼け跡から立ち上がった大衆は高度経済成長のもとで所得倍増を追っていった。 欲望のままに生きるがバブルが崩壊、昭和が去ると共にその勢いは止まった。
理想の時代から、夢の時代、そして虚構の時代と、激しく移り行く戦後日本。 誰もが豊かさを欲する中、社会の片隅で何にも怯むことなく、たった一人で飢えや汚辱と闘い、世間のまなざしに抗い続けた無頼の徒がいた。
やがて男:井東(松本利夫)は一家を構え、はみだし者たちを束ねて、命懸けの裏社会を生き抜いていく……。
ある意味昭和史でしたね。
監督は井筒和幸、「黄金を抱いて翔べ」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/7769555 からの近作ですね。
主演は松本利夫、「リトル・マエストラ」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/14975023 を記事にしています。
柳ゆりなは、「チア☆ダン ~女子高生がチアダンスで全米制覇しちゃったホントの話~」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/14796531 を記事にしています。
物語は敗戦の後の困窮している日本から始まります。 金を作るために、金属を集め売り歩いている少年たち。 その中の井藤正志は、段々と任侠の道に入っていきます。 しかし、そうなると、たびたび警察に捕まってしまいます。 何度もお勤めをしていく井藤でしたが、根性が座っているホステス・佳奈に惹かれます。 そして事実上の夫婦としての生活が始まり、姉さんと呼ばれていきます。
今作は、井藤組を通して、日本の縮図を見ているような作品でしたね。 監督が松本利夫を起用したのは正解でしたし、オーディションで起用した柳ゆりなも良かったですね。
若い人材を中心に据えた日本の裏世界、意外に殺伐さがそんなになく、ラストは爽やかに作っていたのが良かったですね。
同じ地域同士の張り合い
出所の時、そしてだんだんと大きくなっていく井東組
そして配下団体に
そして抗争
野党の政治家と昵懇だった
そして佳奈と