中学を卒業した友永ひかり（広瀬すず）は、県立福井中央高校に進学した。 何の部活に入るのか？ いろんな部が勧誘をしていたが、正面にチアダンス部があった。 彼女は友達二人を引き連れ、チアダンス部に向かう。 しかしそこにいたのはやる気のない先輩が数人だった。
彼女がチアダンス部を選んだのは、中学から一緒だった同級生の孝介（真剣佑）がサッカー部に入部したことを知り、彼を応援したいという軽い気持ちだったのだが、チアダンス部の顧問・早乙女薫子（天海祐希）は全米大会制覇を目標に掲げ、額を出す髪形にすること、恋愛は禁止というルールを課して厳しく指導にあたっていた。
あまりのスパルタぶりにまず脱落していったのは先輩全員だった。 さらに一緒に行った二人も早々に入部を取りやめる。
チアダンスとは？ チアリーディングから派生したスポーツ競技で、アメリカでは 「Ｐｏｍ Ｄａｎｃｅ（ポンダンス ポンポンとダンスを組み合わせた造語）」 とも呼ばれる。これはチアリーディングのうち、踊りの部分に特化したもので、競技会の場合は2分30秒の競技時間が設定されており、ポンポンダンス、ラインダンス、ジャズダンス、ヒップホップの4種類を取り入れ、その表現力や完成度を審査する。
また個人で目立つ競技ではなく、ソロが無いからと言って止めて行った者もいた。 そんな感じで、続々と退部者が出たが、ひかりはやはり孝介の応援をしたいという事で、まずは残ったメンバーと共に一人ひとり躍らせられるのだった。
経験者の玉置彩乃（中条あやみ）、バレエができる村上麗華（柳ゆり菜）、ひとりでヒップホップを極めている紀藤 唯（山崎紘菜）は、早乙女から彩乃を中心に、基礎を始めるが、残りのメンバーは皆初心者、特にひかりの体の固さは半端じゃなかった。まずは体つくりからだった。
全米に行けるのは全国大会で優勝をした学校だけ、まずはその前の福井大会で優勝しなければ、先はないチアダンス部だったのだが。 全米大会制覇を目指し、チアダンス部の挑戦がはじまった・・・
これも実話の映画化ですね。 監督は河合勇人、「映画 鈴木先生」 http://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/11249860.html 「俺物語！！」 http://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/13618616.html どちらもなかなか面白い。
主演は広瀬すず、「ちはやふる」 http://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/MYBLOG/yblog.html?m=lc&sv=%A4%C1%A4%CF%A4%E4%A4%D5%A4%EB&sk=0 の2部作はヒットしましたし、「怒り」 http://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/14431378.html でも大きな存在感でした。
また部長役には中条あやみ、「セトウツミ」 http://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/14275401.html ではヒロイン役を、笑えない女の子役で山崎紘菜、「神さまの言うとおり」 http://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/12398378.html では金髪の女の子でしたね。
物語は、まあとにかくチアダンス部が、一直線にアメリカを目指す物語。 しかしたった3年間でそこまで行けるもんなのか？ そしてどうして顧問の早乙女先生はそんな大それたことを考えたのか？
元はバトン同好会だったこの部を、チアダンス部に変えたことには、当時居た部員のやる気のなさ、無気力さがあったから。 そしてこの学校に来て、何か変えたいと思った彼女は、独学でチアダンス部を始めたんですね。
目標を持てば生徒は変わってくれる、早乙女先生は、てっきり経験者と思いましたが、実はそうではなく、だんだん芽が出始めると、わざわざ専門のコーチを呼びに行くんですね。 鬼顧問という役は天海祐希は合っていますね。
もちろん辞める者は今後も出て行きますし、まずはチームとしてまとまること、その第一段階を乗り越えたところで、実はもう一段越えていくべきことが出てくるんですが。
一方サッカー部に入った孝介は、大事なところでＰＫを外してあっさり一回はサッカーを辞めてしまいます。 そこでひかりは辞めないで、チアダンス部を続けるんですね。 もうこのころは彼女に心の大きな部分をチアダンが締めていたんですね。
実話という事で、ゴールは見えていますんで、少々荒っぽく進んでいく感じはしますが、やはり主演の広瀬すずの光り方はやっぱり凄いですね。 こういう突き進んでいく役は彼女の適役、一番最後に本当の福井県立福井商業高等学校の写真が載りますが、なんとこの後5度の全米優勝を成し遂げているという事です。
これは本当に凄い！
国立に応援に行く！
