anttiorbの映画、映像の世界

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ゴースト・イン・ザ・シェル


ネットに直接アクセスする電脳技術が発達すると共に、人々が自らの身体を義体化(=サイボーグ化)することを選ぶようになった近未来。
これらロボット・テクノロジー分野でトップ企業のハンカ・ロボティックス社は、社運をかけて次世代のサイボーグ技術の研究開発を極秘に行っていた。
その極秘プロジェクトというのは全て機械化されたボディに、人間の 「脳」 だけを埋め込むというもの。 そしてプロジェクトの被験者となったのが、テロ攻撃の唯一の生存者だったミラ・キリアンという女性。
瀕死の状態だったミラは、秘密裏にハンカ・ロボティックス社に搬送され、天才科学者のオウレイ博士(ジュリエット・ビノシュ)によって、ミラの脳は全身強化された ”義体” へ移植される。 こうして、サイボーグ人間として生まれ変わったミラは、ハンカのCEOカッター(ピーター・フェルディナンド)の命令により、対テロ対策のエリート部隊 「公安9課」 へと実戦配備さるのだった。
…そして1年後
世界でただ一人、脳以外は全身義体の世界最強の少佐(スカーレット・ヨハンソン)率いるエリート捜査組織公安9課は、ハンカ・ロボティックスの推し進めるサイバー・テクノロジーを狙うサイバーテロ組織と対峙していた。
そして彼女はテロが計画されているという情報を掴み、9課の荒巻課長(ビートたけし)の待機の指示を無視し、単身現場の急行する。 光学迷彩で突っ込んでいくと、芸者アンドロイドが襲いかかってくる。 しかし一歩遅くテロが実行されてしまうのだった。
この事件の裏で糸を引く人物は誰なのか?…

原作は士郎正宗、この作品は題名から劇場アニメ作品の 「GHOST IN THE SHELL / 攻殻機動隊」 の実写化という事ですが、世界観こそそうですが、もうちょっと広い感じに描かれていました。
監督はルパート・サンダース、「スノーホワイト」 https://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/14182483.html を撮っているんですが、続編はスキャンダルにより降板、そしてこれが監督2作目となっています。
主演はスカーレット・ヨハンソン、「SING」 https://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/14805746.html で声と歌をやっていましたが、なんと言っても多くの出演作の中では “ブラック・ウィドウ=ナターシャ・ロマノフ ” ですよね。
アベンジャーズの一員をしているので、こういうアクションをやらせるとまったく違和感がありません。 ただ、今作では “少佐=草薙素子” を彼女がやることに、やはり疑問符が付きました。
ハリウッド制作なんで、設定も変わってしまうのか? でも、荒巻をビートたけし、バトーは別として、トグサもアジア系の俳優・チン・ハン、サイトーは泉原豊となっており、主人公だけ違うのか? でしたが、その点は見ていただけると分かる作りになっています。
また芸者ロボットは精巧なCGかと思っていましたが、福島リラが演じているのにびっくり、彼女はもっとハリウッド作品に出てほしいところですね。
今作を見るために、アニメ版を見ようかと思いましたが、今回は見る順番としては、先にこっちを見ることにしました。 そもそも 「攻殻機動隊」 を知ったのは、当時先輩から 「マトリックス」 に攻殻の設定がパクられていると聞いたからなんですよね。 あんな大作に設定が使われるって? どこが使われているのか? そんな興味本位から見て嵌った作品でした。
私はテレビシリーズの 「~S.A.C」 が好きで、ライトな感じにし上がった世界観が馴染んでいましたが。 また素子の声の田中敦子さんがしっくりきてました。 少佐とバトーのやり取りが味わい深かったです。
さて物語は、初めて見る方もいるんでこれ以上触れませんが、攻殻シリーズファンもそこそこ満足できる作品に仕上がっていたのでは? やはりお金をかけることと、今の映像技術の凄まじさを実感できますね。
そして後半に出てくる日本の女優さんが、しっかり少佐の素性にかかわってきます。これ続編を作り気満々に感じました。 どこまで世界的にヒットするかによりますが。

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義体化していく彼女

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貴重な成功例だった

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そして荒巻の9課に配属される

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未来の街にたたずむ

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そしてテロに立ち向かう

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同僚のバトー

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