anttiorbの映画、映像の世界

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いちごの唄

 2019年作品、菅原伸太郎監督、古舘佑太郎 石橋静河 和久井映見 光石研出演。


冷凍食品の製造工場で働いている笹沢コウタ(古舘佑太郎)には、伸二(小林喜日)という親友がいた。 中学1年のとき、クラスのなかでは全然さえないふたりは親友になり、最高の青春時代を送っていた。 ふたりは大好きなあーちゃんこと天野千日(清原果耶)を“天の川の女神”と勝手に呼び、偶像崇拝していた。

孤児院育ちの伸二は大好きなビートルズを真似して、孤児院の庭をストロベリーフィールドの花でいっぱいにすることを夢見ていた。しかし伸二は、千日を交通事故から守り、身代わりとなって死ぬ。

10年後の伸二の命日、コウタと千日(石橋静河)は偶然高円寺で再会する。それからふたりは、1年に1度、伸二の命日に逢うことを決める。 1年に1度だけの逢瀬を繰り返し、コウタは次第に千日に心惹かれていく。 何のとりえも自信もないコウタはその想いを伝えることができず、そして何も語ろうとしない千日との間に溝ができていく。

ある年、千日は「私は天の川の女神なんかじゃない!」と口にし、伸二との過去の関係を告白する。 翌年、千日は約束の場所に現れなかった。 それでもコウタの想いは止められなかった……。

 

彼の怪演が見れる作品?
監督は菅原伸太郎、監督作品を見るのは初めてです。
主演は古舘佑太郎、「ナラタージュ」 https://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/15179117.html を見ていますが、主演作は初めてです。
石橋静河は、しっかりした女優さんですよね。 今作はヒロインですが、「闇の歯車」 https://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/15910282.html に出演していまして、時代劇も結構にあうんですよね。
そして中学生の時の天野千日役は清原果耶、「デイアンドナイト」 https://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/15881534.html はぜひ見て欲しい作品です。
 
物語は上京して冷凍食品メーカーで働く笹沢コウタのお話です。 会社の商品をこよなく愛し、職場でも一生懸命、叔母ちゃん達や海外から来た青年と明るく働いています。
そんなある日、偶然高円寺の商店街で再会をするんですね。 それはコウタと親友の伸二の憧れだったあーちゃんでした。 勝手にそう呼んでいたので、再会した天野千日はびっくりでしたが、実はその日は伸二の命日でした。
近所にあったらラーメン屋ではでまずいラーメンを食べ、夕方まで話しこんだ二人、でもコウタは連絡先を聞けませんでしたが、最後に振り絞って言った言葉は、「また遭いたい」でした。 その時あーちゃんは、じゃあ来年の今日ここで会おうということになったんですね。
そしてコウタはその日が来ることを1年間、ただひたすらに楽しみにしていました。
 
今作は、銀杏ボーイズの峯田和伸と脚本家の岡田惠和の共著が原作ということですね。なかなか良いお話です。 あーちゃんと伸二とコウタ、特にコウタはただ憧れの存在だったあーちゃんとは口を聞いたこともありませんでした。 そもそもあーちゃんなんて呼んでいるのはこの二人だけ、そんな二人は毎日坂道を自転車で駆け下りて、レタス畑にジャンプする事が楽しみでした。 コウタにとって初めての友達が伸二、両親もそんなコウタの姿に歓びます。
しかし、大きな悲劇が起きます。 それはあーちゃんも巻き込んだ悲しい出来事でした。
これは最後にあるシーンがあり、それであーちゃんとコウタがなんとなく上手く行っている事がわかります。 さりげないシーンで終りを描くいい部分でした。

 

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あーちゃんと会う

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そして近くの不味いラーメン屋に入る

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そして来年の今日に会う約束をする

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コウタは伸二という親友がいた

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そして彼女が二人のアイドルだった

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