anttiorbの映画、映像の世界

不定期で、旅ブログも立ち上げます!

パブリック 図書館の奇跡

2019年作品、エミリオ・エステヴェス監督、エミリオ・エステヴェス アレック・ボールドウィン ジェナ・マローン テイラー・シリング出演。

オハイオ州シンシナティ。 公共図書館の実直な図書館員スチュアート(エミリオ・エステヴェス)は、常連の利用者であるホームレスから「今夜は帰らない。 ここを占拠する」と告げられる。 
大寒波の影響により路上で凍死者が続出しているのに、市の緊急シェルターがいっぱいで行き場がないというのだ。 スチュアートは約70人のホームレスの苦境を察して、3階に立てこもった彼らと行動を共にし、出入り口を封鎖する。 その行動は“代わりの避難場所”を求める平和的なデモだったが、政治的なイメージアップを目論む検察官の偏った主張や、メディアのセンセーショナルな報道によって、スチュアートは心に問題を抱えた“アブない容疑者”に仕立てられる。
やがて警察の機動隊が出動し、追い詰められたスチュアートとホームレスたちは驚愕の行動に出る……。
 
これは何とか見れました。 見たかった作品で、ベースのお話があるということですね。
監督はエミリオ・エステヴェス、主演も今作では務めていますが、「星の旅人たち」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/8195767 も監督をして、少し出演していました。
アレック・ボールドウィンは、「マザーレス・ブルックリン」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/2020/01/19/060000 が近作ですね。
 
物語は冬のシンシナティ。 公共図書館に勤めるスチュアートは、まじめな職員でした。 そして開場と同時に入ってくるのは、行く場所のないホームレス。 もう彼にとっては常連で、顔見知りになっていますが、ここで昼間の生活をしていることに、図書館員はある意味黙認しています。
しかし問題は大寒波が来ていること。 路上生活の彼らの中では凍死する者も出てきて、もう市のシェルターがいっぱいになっていてあぶれる人間も出てきます。 そしてとうとうホームレスたちが居座るという事件が起きます。 それは彼らなりの講義でした。 いろんな事情でホームレスになった彼らは、人種的な差別、いろんなことに苦しんでいましたが、図書館に籠ることがささやかな抵抗でもありましたが。
それにスチュアートが巻き込まれ、とうとう彼はホームレス側の存在だと思われ、テレビ局も、ただ視聴率を稼ごうと囃し立て始めます。
 
今作は、どう決着するのかが気になりますね。 このままだと、最終的には武力鎮圧となってしまいますし、そうなるとケガ人が出るでしょうし、死者も出るかもしれません。 しかし絶妙なやり方で、投降します。
図書館長も途中で選挙に出る野心の検察官に反旗を翻し、立てこもる側に行くところに、男気を感じますね。
 

f:id:anttiorb:20200915184058j:plain

同僚のマイラと

 

f:id:anttiorb:20200915184100j:plain

図書館の運営に口出す判事は立候補を検討していた

 

f:id:anttiorb:20200915184104j:plain

昼間は図書館で暮らすホームレスたち

 

f:id:anttiorb:20200915184120j:plain

そしてその日は外は極寒

 

f:id:anttiorb:20200915184123j:plain

そしてホームレスたちは立てこもり

 

f:id:anttiorb:20200915184129j:plain

抗議を開始する

 

f:id:anttiorb:20200915184132j:plain

強制退去か?

 

f:id:anttiorb:20200915184138j:plain