anttiorbの映画、映像の世界

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ママをやめてもいいですか!?

2020年作品、豪田トモ監督、大泉洋ナレーション。


今まで2度の産後うつを経験し、3人目を妊娠中のノリコさんは喜びの一方で、「またあのつらい日々がやってくるのではないか……」と少しずつ不安が大きくなる。 かわいいけれど元気いっぱいに動き回る子どもたちを相手にしながら、家事に追われる毎日に限界を感じたノリコさんは、「もう少し自分の時間を削って家事や育児に協力してほしい」とパパに切り出すが……。

3歳のころ、母親が心身を病んで自殺してしまった過去を持つヒロミさんは、母親がいなくなった喪失感を抱えたまま子育てはできるのか、どうやって自身の過去と現在の子育てと向き合っていくのか、ずっと母親の愛情を探し求め、心さまよう日々を送ってきた。 自身が母となった今でも、「いつか自分もうつになってしまうのではないか」という不安は消えない。でも、忙しいなか、子どもと一緒にケーキを焼いたり、お弁当を作ったり、洋服をミシンで縫うなど、自分が母親にやってほしかったことや、娘の屈託のない笑顔に、自分自身の傷を癒していっているのかも知れない……。

トシエさんは、高校生のときに母親の蒸発を経験して以来、人を信用し、頼ることができなくなってしまった。 29歳で結婚し、フルタイムで仕事をしながらの子育ては思い通りにならず、うつ状態を経験し、「ママをやめたい……」と何度も思うようになる。子どもを無条件に受け入れたり、抱きしめることができない彼女は思い悩んだ結果、自身の親子関係に原因があるのではないかと気づく。 思い起こすと、母親から抱きしめられたり、優しい言葉をかけられた記憶がなかったのだ。

わが子にちゃんと愛情を伝えないと、自分がそうであったように、子どもは自分が愛されていないのかもしれないと思い、より心を閉ざし、幸せな人生が歩めなくなってしまう。 彼女はもう一度勇気を振り絞って子どもと向き合い、抱きしめることを決意する……。


これは父親も見てほしい作品ですね。 いや、父親こそ見るべき作品。
監督は豪田トモ、初めて作品を見る監督です。
ナレーションをしているのは大泉洋、「グッドバイ〜嘘からはじまる人生喜劇〜」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/2020/02/25/060000 が公開中ですね。


さて今作は、いくつかの家庭のママさんが出演しています。 子育てに奮闘するお母さんたち、でも可愛い子供たちは、一歩間違うと小さい怪獣に早変わり、手を焼きながら、思わずこのタイトルのような気持になってしまうんじゃないかと思います。
私のところはもう孫がいるという感じで、同居はしていません。 だからたまに来る息子夫婦が孫を連れてくる程度ですが、やはりたったの3~4時間でも、3人が帰ったあとは結構疲れています。 そう、子供と接するのはパワーを使うんですよね。
それが毎日、そして大概のお母さんは昼間は一人で奮闘します。


この作品を見た直後に息子一家と食事をしましたが、息子の奥さんにこの映画の話をすると、やはりたまにどうしようもなく手が付けられない時があり、そんなときふとこのタイトルのようなことを思うときは正直あると、吐露してくれました。
じゃあ父親がもっと時間を作ればいいのか? それだけでもダメなようですが(^^)

 

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3人目を妊娠中のママさん

 

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沖縄で奮闘中のママさん

 

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3人の年子を生んだママさん

 

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子供を抱きしめることのできなかったママさん

 

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そしてお父さんの方は

 

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なかなか大変そう

 

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