2019年作品、ビル・コンドン監督、ジム・カーター ラッセル・トヴェイ イアン・マッケラン ヘレン・ミレン出演。
ロンドン。 資産家のベティ・マクリーシュ（ヘレン・ミレン）は、インターネットの出会い系サイトでロイ・コートネイ（イアン・マッケラン）とメッセージを交換する。
ロイは煙草を吸いながら非喫煙者をクリック、ベディはお酒を飲まないという項目を選んでクリックした。
実際に会って食事をすることにした2人はレストランで落ち合い、先に来ていたベティは、ロイが到着すると注文したマティーニを美味しそうに飲む。 運転はしないのかとロイが尋ねると、ベティは、孫のスティーヴン（ラッセル・トベイ）が迎えに来ると答え、残された唯一の家族だと寂しそうに微笑む。 ロイは、3年前に妻に先立たれ、1人息子のロバートはオーストラリアに住んでいると説明、お互いサイトで偽名を使ったことを告白し合い、和やかな時間を過ごす。
ベティを見送り、ストリップクラブの個室へ訪れたロイは、詐欺仲間のヴィンセント（ジム・カーター）が連れて来た投資家・ブリン（マーク・ルイス・ジョーンズ）と会合。 外国人相手に行うハイリターンの投資話を持ち掛ける。
相手はロシア人だと聞いたブリンはコサックは嫌いだと声を荒げ、名前を伏せた付き合いだと説明を受けたにも拘らず、自分の名前はブリンだと口を滑らせる。 ロイはビルの1室を借り、ロシア人・ヴラド（Jóhannes Haukur Jóhannesson）を招いて投資事業を説明。 しかし、ブリンの余計なひと言でヴラドは機嫌を損ね会合は中止になってしまった。 ロイとヴィンセントは厳しい表情をみせる。
ヴィンセントが何とかとりなし、再び会合が開かれることになる。 ブリンは謝罪をした後、お詫びのしるしに当初より自分の投資額を2倍に引き上げると申し出る。 ヴラドが送金し、ブリンも40万パウンドを送金。 場の雰囲気が和やかになり、ブリンはウォッカでお祝いしようと言いだす。 ブリンを笑顔で抱きしめるヴラドの背中に手を回したブリンは、ヴラドが盗聴器を身に着けていると叫ぶ。
そこへ警察が突入。ブリンは顔色を失い逃走。 ロイはカーテンの隙間からブリンが車で逃走するのを確認していた。 ロイはにっこり笑い、警察官役、ロシア人投資家を装ったヴラド、そしてヴィンセントと一緒に乾杯する。
一方、ベティにすっかり気に入られたロイは、デートを重ね一方ていた。 ある日、ロイは、杖を突きながら膝の持病で歩き難いと嘆く。 次のターゲットは、ベティに決めるロイだった…
なかなか最後まで油断できない作品でした。
監督はビル・コンドン、「美女と野獣」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/14886729 が近作ですね。
主演は二人、ヘレン・ミレンは、「ワイルド・スピード／スーパーコンボ」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/2019/08/09/060000 に登場、いよいよこのシリーズ参加ですね。
そしてイアン・マッケラン、「キャッツ」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/2020/02/05/060000 に出演していました。
物語はネットで出会った老年の二人のお話です。 慎重に偽名で登録、そして出会ったことでようやく本名を言い合う二人。 ベティはどうやら資産家のご婦人で、上品なふるまいでした。 一方のロイは、ちょっとうさん臭さが漂っていますが、話術に長けていて、彼女の前では尻尾を出しません。
ベティには孫のスティーヴンがいつも近くにいます。 一緒に住んでいるのではありませんが、よく顔を出し、初めからロイに対しては警戒をしていますが、そのたびにベティが窘めます。
一方、本来は詐欺師のロイはヴィンセントと組んで、金持ちをひっかけているんですが、そのためには役者が必要です。 しかしたまにギャラの取り分でもめると制裁をします。 そしてベティの資産を聞き出し今度は彼女をターゲットにしていきますが。
もう大体このパターンは、ベティの方に謎が多いんですね。 資産家ということと、孫だけが登場しますが、言葉では夫に先立たれたくらいしかわかりません。 でも立ち振る舞いから、育ちは悪くない感じがします。 もちろんどんでん返しがありますが、それは戦争を挟んで、様々な人間模様も絡み合っています。 しかし人間どこで恨みを買うのかはわかりませんね。
ロイとベティが出会う
そしてロイはベティの家に転がり込む
しかし彼は
詐欺師だった
スティーブンは祖母に忠告する
そしてロイを調べ始める
