anttiorbの映画、映像の世界

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美女と野獣(2017年版)

2017年作品、ビル・コンドン監督、エマ・ワトソン主演。

ある時、ひとりの美しい王子(ダン・スティーヴンス)がいた。 その城は栄え、毎日のように舞踏会が開かれ、王子は有頂天になっていた。 ある夜、醜い老女(ハティ・モラハン)が城を訪ね、一輪のバラをあげるかわりに城に一晩泊めてほしいと頼む。 しかし王子は老女の醜さを理由にそれを断る。
するとその瞬間に老女は美しい魔女に変わり、優しい心を持たず人を見た目で判断する王子と、王子をそのように育てた召使いたち、さらにその城全体に魔法をかけてしまう。
そして王子は恐ろしい野獣の姿に、召使いたちは家財道具の姿になってしまった。自らの醜い姿を恥じて城に閉じこもった王子に対し、魔女はどんな物をも映し出す魔法の鏡と初めに見せた一輪のバラの花を置き消えていった。 そのバラの花びらが全部散るまでに、王子が人を愛し人に愛されるという 「真実の愛」 を見つけなければ、王子たちにかけられた魔法が解けることはない。 王子は絶望し、失意の内に十年の歳月が流れた。
とある街に住む発明家モーリス(ケヴィン・クライン)の娘・ベル(エマ・ワトソン)は街一番の美貌の持ち主で、読書と空想が大好きな父親想いの娘だった。 ベルはそんな自分の夢見がちな性分を風変わりと捉える街の人々に馴染めず、街一番のハンサムで人気者だが乱暴で下品なうぬぼれ屋である狩人・ガストン(ルーク・エヴァンズ)の執拗な求婚に辟易していた。
そんな中、モーリスが愛馬フリップと一緒に出掛けることになる。 多少心配のベルだったが、モーリスに対してお土産はバラの花を願うのだった。
しかしモーリスは途中落雷で大木が裂かれて、できた道をたどって行くと、そこには狼の群れが彼を待っていた。 フィリップと必死の思いで脱出したモーリスだったが、季節はずれの雪が降り始め、たどり着いた先は誰も知らない冷たく閉ざされた古城だった。
何とか休ませてもらおうと城の中に入るが、その中には言葉をしゃべる家具たちがいた。 驚き逃げ出そうとフィリップにまたがり戻る途中、ふと娘への土産を思い出し、場内に割いているバラを摘もうとしたが、そこに現れたのは野獣だった。
そしてモーリスは捕まったのだが、フィリップはベルの元に戻り、彼女は父に何かがあったことを察知、直ちにフィリップにまたがり父のもとへ急ぐのだった。
たどり着いたベルは城に入り、言葉を話す家具や食器たちに驚くが、敵意のないことを知り、父の幽閉されているところにたどり着く。 モーリスは不法侵入者として牢に捕らえられていて、解放を願うベルは父と引き換えに自分が城に留まることを申し出る。
野獣はその条件を受け入れ、反対するモーリスを追い返してしまうのだった。
そして自由の無い城での生活が始まるベルだったが、そこで彼女は家具や食器たちのもてなしを受け、野獣の本当の姿を聞かされるのだった…

2014年版の 「美女と野獣」 https://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/12342339.html クリストフ・ガンズ監督、レア・セドゥ主演版を見ていますが、天下のディズニー版は実写ではどうなのか? 意識しないでいったので、ミュージカルという点でもエマの力量が試される作品でもありました。
主演はエマ・ワトソン、もちろんハリー・ポッターシリース https://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/MYBLOG/yblog.html?fid=0&m=lc&sk=0&sv=%A5%CF%A5%EA%A1%BC%A1%A6%A5%DD%A5%C3%A5%BF%A1%BC のハーマイオニーで一躍有名になりましたが、それ以外の作品でも、「ノア 約束の船」 https://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/11747797.html でも重要な養女役をしていて、もう主役を務められる女優に成長しましたね。ただ今回は歌唱がどうなのかというところでしたが、そつなく熟したというところでしょうか。
王子=野獣役はダン・スティーヴンス、「ザ・ゲスト」 https://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/14304299.html での不気味な役が印象に残っていますが、近年は 「ナイト ミュージアム/エジプト王の秘密」 https://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/12848200.html にも出演していました。
監督はビル・コンドンが勤め、私は初めて見るんですね。近々ある旧作を見る予定にしていますが。
基本物語は1991年のディズニーのアニメ版のお話を再現しているようです。 実写版2本しか見ていませんが、いろんなバージョンのあるこの作品、ディズニーはこれという感じの物語に仕上げている感じがしました。 
ある意味ディズニーオリジナル。
ミュージカルという点でもこの作品は秀逸だったし、物語の構成もさすがディズニーでした。 逆にドラマに特化したらどうなっていたのか? それも気になる映像の贅を尽くした作品でした。

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町で浮いていたベル

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彼女は父・モーリスと二人暮らし

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ガサツなガストンはベルに求婚するが、彼女にその気は無い

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そしてベルは野獣の元に

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ガストンは街の民を率い野獣の下に

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ベルは野獣に惹かれていく

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