2020年作品、萩原健太郎監督、新田真剣佑 上杉柊平 北村匠海 葉山奨之出演。
バンド・ECHOLL(エコール)は、メジャーデビューを目前に解散した。 それから1年後のある日、見知らぬ大学生・颯太(北村匠海)が突然現れ、メンバーのヤマケン(葉山奨之)、重田(上杉柊平)、森(清原翔)、カナ(久保田紗友)に再結成を迫る。
颯太の中身は、実は1年前に死んだボーカルのアキ(新田真剣佑)で、偶然拾ったカセットテープを颯太が再生する30分間だけ2人は入れ替わることができた。
人づきあいが苦手で、ひとりで音楽を作っていた颯太は、ポジティブなアキや仲間たちと音楽を奏でる楽しさを知り、打ち解けていく。
しかし、アキの恋人だったカナだけは戻ってこなかった。 カナに再び音楽を始めてもらうため、2人は最高の曲を作ろうとするが、カセットテープに異変が起き、アキと颯太の入れ替わる時間は短くなっていく……
なかなかの切ないファンタジーでしたね。
監督は萩原健太郎、「東京喰種 トーキョーグール」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/15064535 を記事にしていますね。
主演は二人、新田真剣佑の近作は、「カイジ ファイナルゲーム」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/2020/01/22/060000 に出演していました。
そして北村匠海、「影踏み」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/2019/12/04/060000 が近作ですね。
物語は、エコールというバンドをしていた4人の男性と1人の女性から始まります。 5人の出会い、正確に言うとアキが、颯爽と駆けて抜かしていった、女子高校生・カナに惹かれたことからでした。 アキの特技は、自分のペースに巻き込んでいく勢いと話術。 カナもいつしかバンドのメンバーになって行きますが、実はもう少しでデビュー寸前で喧嘩をしてしまい、アキが事故って死んでしまったんです。
そして1年がたった時、孤独を愛する一人の高校生が、いつものプールで一人の時間を過ごそうとしたときに、カセットを見つけます。 そこには1本のテープが入っていて、何気なく再生ボタンを押したとき、見知らぬ男が体に入ってきました。 それがアキでした。
高校生は楓太といい、初めは自分がおかしくなったと思いましたが、テープの再生ボタンを押すたびに起こる現象に、驚く二人でした。
自分が死んだことがまだ信じられないアキは、バンドが解散したこと、そして何よりもカナのことが心配で、楓太から体を借りて行動を開始します。
今作は心霊現象的なお話ですが、ちょっと違うんですね。 どちらかというと、残留思念のようですね。 そしてそのメカニズムにカセットテープがあるんでしょう。
切なさいっぱいの作品ですが、吹き替えなのか、二人のボーカルが心地いのが救いですね。
カナとアキ
そしてバンドは順調だったが、些細なことで
そして1年後、楓太の体を借りて
ライブに飛び入り
楓太はアキに体を貸すことを約束する
そしてカナを再び誘う