フィリップ・ジェルビエ(L・バンチュラ)は、ある日、独軍に逮捕され、キャンプに入れられてしまった。 そして数ヵ月後、突然、ゲシュタポ本部へ連行されることになった。 だが、一瞬のすきをみて、そこを脱出した彼は、その後、抵抗運動に身を投じることとなった。
そうしたある日、彼はマルセイユに行き、フェリックス(P・クローシェ)、ル・ビゾン(C・バルビエ)、ルマスク(C・マン)等と一緒に裏切り者の同志ドゥナ(A・リボール)の処刑に立ちあった。 その後に、彼は、ジャン・フランソワ(J・P・カッセル)に会った。 ジャンの仕事は、名高いパリの女闘士マチルド(S・シニョレ)に、通信機をとどけることだった。 彼はそのついでに、学者である兄のリュック・ジャルディ(F・ムーリッス)を訪ねたが、芸術家肌の兄を心よくは思わなかった。 一方、新任務のためリヨンに潜入したジェルビエのところへやって来たのは、意外にもジャンの兄のジャルディだった。 やがて無事、その任務を果したジェルビエのところへフェリックス逮捕さる、の報が伝えられた。
さっそく、救出作戦を展開したが、ジャンの犠牲も空しく、失敗に終ってしまった。ジェルビエが再び逮捕されたのは、それから間もなくであった。 独軍の残虐な処刑に、もはや最後と思っていた彼を救ったのは、知略にすぐれたマチルドであった・・・
フランスのレジスタンスの作品ですね。
監督はジャン=ピエール・メルヴィル、「仁義」 https://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/15954459.html を記事にしています。
監督はジャン=ピエール・メルヴィル、「仁義」 https://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/15954459.html を記事にしています。
物語はドイツ軍に捕まった男が一瞬のスキに脱出、そしてレジスタンス活動に傾倒していくお話です。 しかし、ナチの強烈な支配の中、密告をする裏切り者も出てしまいます。
そんな時に出会った女闘志マチルド、彼女が彼の人生に深く関わってきます。
今作は地味な動きの展開ですが、しかし語られているのはフランスの最大限の抵抗ですね。 フィリップは何度か捕まりますが、自らの機転だったり同士の助けで何とか生きながらえて行きますが、そこで活躍するのが女闘志のマチルダなんですね。
しかし実は彼女にも弱点があるんですね。 戦闘では早々に敗退してしまったフランス、しかしこういう草の根のレジスタンス活動が戦後の立ち直りの早さに繋がったのかもしれませんね。
フランスのレジスタンス活動で
彼は捕まってしまう
しかしナチの隙を突き脱走
そして彼女と関わっていく
女闘士のマチルダ